野菜に関するQ&A
今年はロマネスコに挑戦してみようと思います。カリフラワーと同じ栽培方法でよいのでしょうか。
今年はロマネスコに挑戦してみようと思います。カリフラワーと同じ栽培方法でよいのでしょうか。
ロマネスコはカリフラワーの仲間で、栽培方法は基本的にカリフラワーと同じと考えて問題ありません。カリフラワーは真っ白な花蕾に生長させるため、花蕾が見えてきたら外葉をしばって遮光しますが、ロマネスコではこの作業が不要で花蕾を日光に当てるとよく、より手間が少なく栽培することができます。ロマネスコの花蕾は淡緑色で、珊瑚のように先の尖った小花蕾が密生します。ほんのりとした甘さとコリコリの食感で、サラダや炒めものなど、さまざまな料理に利用できます。
生育適温は20℃前後と冷涼な気候を好むので、一般地での栽培は7月中下旬にタネをまき、11月上中旬から収穫します。花蕾を大きく育てるコツは、できるだけ外葉を大きく生長させることです。そのためには土づくりが大切で、完熟堆肥などの有機物の投入を心掛ける必要があります。また、アオムシやヨトウムシなどの害虫がつきやすいので、防虫ネットや寒冷紗を張ったり、捕殺あるいは薬剤での対策が必要です。
植え付ける場所で気をつけるのは、アブラナ科の連作を避けることです。植え付け2週間前に苦土石灰を散布し、よく耕します。植え付け1週間前に、畝幅約70㎝に堆肥を1㎡当たり約2㎏、化成肥料を100g程度まいて耕起します。株間を約45㎝として苗を植えます。植え付け後、本葉が10枚程度になったら、追肥と同時に株元へ軽く土寄せをして株張りをよくします。