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ペレット種子をまくときの注意点は何でしょうか。
ペレット種子をまくときの注意点は何でしょうか。
家庭園芸や家庭菜園では、種子から育苗することは少なく、園芸店やホームセンターの園芸コーナーで、植え付け時期に育苗されたポット苗を購入されることが多いのではないでしょうか。タネから育てる場合は経済的でたくさんの苗を得られるという利点もあり、また、肥培管理をしっかりして立派な苗を育てる喜びもあります。
ペレット種子とは、ペチュニアやユーストマ(トルコギキョウ)などの微細な種子や、野菜ではレタスやニンジンなどの形状が不均一な種子を取り扱いやすくまきやすく利便性を高めるために、天然素材を主体とした粉体で種子を均一な球状にコーティング・成型した種子のことです。このため微細な種子もまきやすくなって、手動の播種器や機械播種によって大量に効率的に育苗することが可能になりました。
ペレット種子をまく時の注意点は、コーティング・ペレット化は水分を使って行うため、コーティングしていない種子に比べ寿命が短いので開封したらできるだけ早めにタネをまくことです。保管する場合は絶対に吸湿しないよう密閉し、冷蔵庫などで保管します。播種後は、コーティング剤が水に溶けて発芽するのでたっぷりと水やりし、乾燥には特に注意します。また、ペチュニアやユーストマなどは、発芽するには空気・水分・適度な温度の条件のほか、光が必要となる好光性種子です。タネまきの際はタネが乾燥しない程度にごく薄く覆土してください。