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よく、チッソ、リン酸、カリの施肥の話が出てきますが、施肥量の計算方法が分かりません。
よく、チッソ、リン酸、カリの施肥の話が出てきますが、施肥量の計算方法が分かりません。
肥料袋には、含まれるチッソ(N)、リン酸(P)、カリ(K)の成分比(重量比)が書かれています。例えば8 -12-8と書かれていれば、チッソが8%(100g中に8g)、リン酸が12%(同12g )、カリが8%(同8g)含まれます。家庭菜園で使いやすい肥料は、三要素の成分を足して30%以下となる8-8 -8などの、同率に含まれる肥料が適しています。
施肥量の計算を説明します。
●畑(1a)の施肥量の計算
細ネギには10a当たりチッソ25㎏必要で、1a(1a =100㎡)には 2.5 ㎏必要です。そこから肥料の必要量を計算します。
化成肥料 403(N:P:K=14:10:18)には、チッソが14%含まれます。チッソ 2.5㎏(2500g)を得るのに必要な化成肥料 403(□g)を計算します。
0.14×□=2500
↓ (2500÷0.14)
□= 17857g
以上の計算から、施肥量は 17857 g(約18㎏)必要と分かります。
※ 実際の化成肥料ではリン酸とカリの比率は異なるので、追肥などで補整します。
●苗床など小面積の施肥量の計算
タネ袋や栽培暦などに施肥量が書かれています。例えば、キャベツの施肥には1㎡当たりチッソ成分量で15 g 、リン酸20 g、カリ10gとあります。(N:P:K=12:8:10)の化成肥料では、チッソ成分は12%です。15 gのチッソを得るのに必要な化成肥料(□g)を計算します。
0.12×□=15
↓ (15÷0.12)
□= 125 g
1㎡当たりの施肥量は 125 g となります。面積が 0.5㎡なら62.5g必要です。