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花に関するQ&A

ラナンキュラスやアネモネがきれいに咲きました。来年もまた咲かせたいのですが、どうすればよいでしょうか。

ラナンキュラスやアネモネがきれいに咲きました。来年もまた咲かせたいのですが、どうすればよいでしょうか。

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ラナンキュラスもアネモネもキンポウゲ科の秋植え球根植物として、春を彩る魅力的な草花です。いずれも、現在流通し栽培されている改良品種群は、地中海性気候の地域が原産で、栽培においても多くの共通点があります。

 来年もまた咲かせるには、まずは花が終われば余分な栄養が取られないように、花びらの縁が枯れ始めたころには早めに花茎の下から切り取ります。花後は球根が肥大する時期なので、日光にしっかりと当てるようにしましょう。葉が黄色くなり始めたら休眠が近いので徐々に土壌水分を少なくし、葉が黄色くなったら鉢植えは水を絶ち、鉢土を乾かすようにします。葉が枯れあがったら球根を掘り上げます。地植えの場合は晴れ間が続いて土が乾いている時に掘り上げます。

 掘り上げた球根は日陰の風通しのよい場所で1週間程度乾燥させてから、風通しのよい暗所で保管します。乾燥が十分でないと高温多湿期に腐ることがあります。鉢植えなら掘り上げずにそのまま雨に当てないよう乾燥させ、風通しのよい涼しい所で管理することもできますが、掘り上げて球根で保管する方がおすすめです。

 球根の保管と共に秋の植え付け時にも注意が必要です。乾燥している球根が急激に吸水して腐るのを防ぐため、わずかに湿らせたバーミキュライトなどに浅く伏せ込み1週間ほどかけ徐々に戻すか、鉢に植えたものは雨の当たらない場所で、2週間程度は水やりせずに土に含まれた水分のみで徐々に吸水させます。なお、日当たりは好みますが、耐寒性はやや弱いため、凍結や霜の影響を受けないよう植え付け後の鉢の置き場や植え付け場所には注意してください。 月刊誌Q&A 花