野菜に関するQ&A
シソのタネをまきましたが、発芽が悪いです。どうしてでしょうか。
シソのタネをまきましたが、発芽が悪いです。どうしてでしょうか。
まず、シソのタネをどのように保管していましたか?前年にまいたタネの残りをタネ袋に入れたまま保管していると、翌年には発芽能力は半分以下にまで下がります。シソのタネは比較的短命です。また自家採種した直後のタネは深い休眠に2~3カ月入っていて、発芽できません。シソのタネは少しあればよく、比較的安いこともあり、市販のタネを毎年購入するのがおすすめです。市販のタネは休眠が破れているため、発芽に問題はありません。
次の問題として、シソのタネは種皮が比較的かたい硬実種子なので、通気性や吸湿性が悪い点があります。そこで一晩水に浸し、水気を切ってタネをまけば、1週間くらいで揃って発芽してきます。
シソの発芽適温は20~23℃前後で、25℃を超えると発芽は悪くなります。十分気温が上がってきた4月中旬以降にタネをまくようにしましょう。直まきでも育苗して定植でも栽培できますが、発芽床には「タキイたねまき培土」などの排水性と保水性のよい培養土を用います。シソは光がある方が発芽が促進される好光性なので、覆土は浅めにします。タネをまいた後はたっぷり水をやります。その後は不織布などで覆い乾燥しないよう、また過湿にならないように適宜水をやりましょう。