野菜に関するQ&A
ニンジンのタネをまきましたが、うまく発芽しません。ポイントを教えてください。
ニンジンのタネをまきましたが、うまく発芽しません。ポイントを教えてください。
ニンジン栽培では発芽が不揃いになりやすく、時間が掛かるという問題点があります。発芽適温は15~25℃で、春まきでは十分気温が上昇してから、タネをまきます。10℃以下では早まきしても、発芽はかなり遅くなります。一方、夏まきでは気温は高いものの35℃以上ではほとんど発芽しないため、早まきは避けましょう。気温が25℃くらいに下がってからタネをまきますが、夏まきの問題点は水分不足になりやすいことです。
ニンジンのタネは吸水力が弱いため、発芽までに畑が乾燥すると、発芽は極端に悪くなります。そのため、タネまき前日に軽く水やりをし、当日にも十分に水やりします。タネまき後は切りわらやもみ殼、べ夕がけ資材をのせて畝面から水分が蒸発するのを防ぎ、発芽まで土壤水分を保つようにしましょう。発芽までは8~10日ほど掛かるため、土が乾けば水をやります。発芽が揃いやすいペレット種子でも、吸水後から発芽までの水分維持が重要なので、乾かさないように注意しましょう。
また、過湿になると、酸素欠乏になり発芽率が低下するので、覆土は浅めにします。タネまきの2週間前までに堆肥を入れてから耕うんして水平に畝を立て、水はけのよい土にしておくことも重要です。