野菜に関するQ&A
レタスがうまく結球しません。どうしたらよいでしょうか。
レタスがうまく結球しません。どうしたらよいでしょうか。
レタスには結球する種類と結球しない種類があるので、品種特性をタネ袋で確認してください。結球種であっても結球しないのであれば、いくつか原因が考えられます。まず、結球するのに適した気温に下がった時に適正な葉数となっているよう、タネまきや定植の時期を守ることが大切です。早生種では、本葉が12~13枚になったころから葉が立ち上がってきます。結球するにはこの時に、気温が25℃以下に下がっている必要があります。タネまきや定植が遅れると、気温が下がっていても葉数が不足していて、結球は遅れます。
また、結球するには葉が立ち上がっている必要があります。適期にタネをまき、植え付けたとしても肥料不足や追肥不足になると、やはり葉数が不足して葉の立ち上がりが遅れ、それにより結球も遅れます。葉が立ち上がるのは、前述のように結球に適した気温下で、かつ葉数が12~13枚の状態の時です。この条件が揃って、外側の葉が立ち上がることで、内側にある葉は光を遮られ、内側に巻くようになります。この時期には、縦長の葉から横幅の広い葉に変化してきて、結球しやすくなります。なお、外側にある縦長の葉は結球することはありません。
結球を開始するまでに所定の葉数になっていても、外葉が病虫害で傷めば、やはり葉の立ち上がりは遅れます。また、レタスの根は浅根性で水分の過不足や寒害によって生育に悪影響を受けやすいので、十分に気をつけましょう。