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花に関するQ&A

10年ほど育てていたジンチョウゲが葉を落として枯れてきました。どうしてでしょうか。

10年ほど育てていたジンチョウゲが葉を落として枯れてきました。どうしてでしょうか。

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ジンチョウゲは、香り高い花を3~4月に咲かせる春の代表的な樹木で、甘い香りで春の訪れを告げてくれます。夏のクチナシ、秋のキンモクセイと共に、三大香木として親しまれてきました。1年を通じて緑色の葉をつけ、樹高は1~1・5m程度。中国に自生するジンチョウゲ科の常緑低木です。雄花の株と雌花の株が異なる雌雄異株の植物で、日本には室町時代に雄株のみが渡来したといわれています。通常、地植えされますが、寒冷地の寒さには耐えられないので、冬の寒さが厳しい地域では鉢植えにして、冬場は室内で管理します。また、花木の中では寿命はそれほど長くなく、20~30年ほどといわれています。

 さて、葉を落として枯れてきた要因ですが、寿命によるものや白紋羽病などの土壌病害でないのであれば、水切れが考えられます。ジンチョウゲの特徴として、ほかの樹木と比べて地中での根の分布が浅いことが挙げられます。水を吸い上げる細根が少ないこともあり、乾燥に弱い樹木といえます。

 通常、地植えでは降雨だけでも水は十分といえますが、降雨の少ない年は水切れに注意が必要です。春から秋は生育が盛んで、株の水を吸い上げる力が強いため水切れしやすく、特に高温で水が蒸発しやすい夏は最も要注意です。土がカラカラに乾いているようなら、午前中の早い時間に水をやりましょう。鉢植えの場合は、表面の土が乾いたら水やりのサインです。鉢底から水が流れ出るくらい、たっぷりと水をやります。土がずっと湿っている状態が続くと、根腐れを起こし病気の原因にもなりますので、必ず土が乾いてから水をやりましょう。

 また、地植えや鉢を置く場所は、日当たりのよい場所が好ましいです。ただし、乾燥しすぎることを防ぐためには、西日が当たらない場所を選ぶことも重要なポイントです。 月刊誌Q&A 花