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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 ニラ

藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 ニラ

筆者:藤田智
2011/06/01
特有のにおいが食欲をそそるニラ。中華などの料理には欠かせない野菜です。カロテンやビタミンC、ミネラルが豊富で、身体を元気にしてくれる野菜でもあります。一度植えれば、4~5年はそのまま栽培できるのが、ニラのよいところ。しかも作りやすく、冬季以外はいつでも収穫が可能です。ベランダや庭先で栽培して、必要な時、便利に使いましょう。ニラは株が盛んに分けつを繰り返し、刈り取っても再生力が強いので、年に3~4回の収穫が可能です。もともと暑さに強く、一度植え付ければ、毎年春から秋まで刈ることができます。生育の適温は20℃前後で、夏の高温期でもよく生長します。しかし、5℃以下で生育が衰え、冬になると地上部はやがて生育を停止し、枯れてしまいます。花芽分化は長日条件で誘発され、8~9月には真っ白な花を咲かせます。ニラの繁殖法には、種子と株分けの2つの方法があります。いずれも一度植え付けると、4~5年は同じ場所で収穫が可能です。タネまき適期は、春まきで3~4月、秋まきで9月になります。ニラ(Allium tuberosum)は中国西部が原産の、ユリ科の多年草です。カロテンを豊富に含む緑黄色野菜として知られ、またビタミンCやミネラル分も多く、栄養価の高い葉菜です。独特のにおいの正体は硫化アリル(アリシン)で、この成分がビタミンB1と結合し、吸収がよくなるといわれています。日本では主に30cm程度に生長した、青々としている葉を利用します。一方、中華料理で利用する「黄ニラ」は、根株を完全に覆って軟白したもので、ニラ独特のにおいが少ない上品な食材になります。また、トウ立ちした花茎と蕾(つぼみ)を食用にする、「花ニラ」用の品種もあります。

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