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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! 露地菜園 ダイコン

藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! 露地菜園 ダイコン

筆者:藤田智
2011/06/01
ダイコンは、日本人に最もなじみの深い野菜です。練馬(ねりま)、三浦(みうら)、桜島(さくらじま)、聖護院(しょうごいん)、守口(もりぐち)など土地の名前がついた品種は、古くから漬物など各地の食文化と結びついて生産されてきました。小さな二十日ダイコンから大型の‘桜島大根’、長さ120cmに達する‘守口大根’まで、その品種の多様さに加え、生産量、消費量ともに日本が世界のトップにあります。これらのことから、ダイコンはまさに世界に誇る、わが国の代表的な植物だといえるでしょう。ダイコンの根は豊富なビタミンCのほか、栄養素として鉄分や食物繊維も含みます。ダイコンおろしとして生食することが多いのは、熱に弱い消化酵素のジアスターゼ(アミラーゼ)を含むためで、胃腸にやさしい野菜だといえます。栄養上、注目すべきはダイコンの葉で、ビタミンA・B・C・D・Eをそれぞれ多量に含み、たんぱく質も多いことから、最近では葉を収穫対象とする品種も登場しています。生育適温は17~20℃と冷涼な気候を好みますが、10℃以下の低温では花芽分化を起こし、根の肥大が妨げられるので、タネまきの時期が大切となります。また、同時に季節に合った品種を選ぶこともポイントです。

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