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市販の培養土にはいろいろな種類があって、どれを使えばいいのか迷ってしまいます。何を基準に選べばよいのでしょうか?

市販の培養土にはいろいろな種類があって、どれを使えばいいのか迷ってしまいます。何を基準に選べばよいのでしょうか?

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植物を育てるうえで最適の土とは、通気性、排水性、保水性、保肥性に優れているものです。さらに病原菌や害虫、そのほか生長を妨げる有害物質を含まない、清潔なものが、よい土といえます。

 汎用性の培養土の基本的な配合は、赤玉土6~7割に対し腐葉土3~4割です。その混合培養土に肥料を施すことで、ほとんどの草花はよく育ちます。

 市販の培養土は“よい土”に仕上げるべく、何種類かの原料の土と、パーライトなどの調整材、腐葉土やピートモスなどの有機質素材、さらに肥料などが配合されています。しかし、生産者の数は非常に多く、製造手段も違うため、市販されている培養土の品質はさまざまに異なるのが実状です。袋詰めの市販品を外見で選ぶ際、基準とするものはありませんが、よい培養土を選ぶいくつかのポイントはあります。

 まず外装に製造(販売)会社名が表示されていること。そして培養土の素材や配合内容、土壌酸度(pH)の調整などについての説明が明記されていれば合格です。全国流通の園芸用土には、必ずそれらの記載があります。

 培養土は、良質の原料素材を使用すると、それなりのコストがかかります。製造者不明の、破格の廉価品などは品質が疑わしいので、鉢植え用には不向きです。価格のランクも品質の指標として参考になります。

 近年は、手軽にガーデニングを楽しみたい人や初心者にも好適な培養土が広く出回っています。タネまき用、苗作り用、パンジー・ビオラ用、ペチュニア用などと、目的別にバランスよく肥料がブレンドされた配合土を、全国どこでも通信販売などで入手することが可能です。用土選びは、幅広く情報を集めてから最適なものを選んでください。 月刊誌Q&A その他