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スイートコーンの分けつは残して育てるのでしょうか?また、残して育てると栽培上のどういうメリットがあるのでしょうか?

スイートコーンの分けつは残して育てるのでしょうか?また、残して育てると栽培上のどういうメリットがあるのでしょうか?

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スイートコーンの獲りたては本当においしいですね。穂の先端まで粒がよくついた大きなコーンを目標に栽培したいものです。  

 お尋ねの分けつは除去しないほうがよいでしょう。その理由は次の4つです。①株元の分けつがあると根の数や強さが増し、風雨による株の倒伏が少なくなります。②枝数が多いほうが同化養分がたくさんできて実の太りがよくなり、二穂収穫できる株が増えます。③枝の増加により、雄花の数が増えるので花粉が供給される期間が広がり、穂の先端まで粒がよくつきます。④栽培本数が多い場合には分けつを除去する労力が不要となり、助かります。

 しかし、分けつ数は品種によって非常に多くなるものがあります。多くなると雄花の数が増えるため、害虫(アワノメイガ)の飛来が多くなり、虫害が増えます。分けつが多い場合には強い枝2本を残し、ほかは除去するのがよいでしょう。

 スイートコーンは最初から最後まで草勢が強いほど、大きな穂が収穫できます。そのためには移植栽培より直まきのほうが根の発達がよく、肥料の効きも順調です。それに加え、2回の追肥と肥大後期の乾燥防止により、充実した株に育てます。 月刊誌Q&A 野菜