野菜に関するQ&A
ネギが大きくならず、葉先が茶色くなっています。どうしてでしょうか?
ネギが大きくならず、葉先が茶色くなっています。どうしてでしょうか?
ネギの根は浅根性で浅く横に広がります。それだけに環境の影響を受けやすく、特に乾湿の激しいような管理の仕方では良品はとれません。
葉ネギの葉先が茶色となる原因はいろいろと考えられますが、高湿度から急激に乾燥すると発生が多くなるといわれ、梅雨明けの高温・乾燥時に発生がよく見られます。また、冬季は乾燥しがちで寒さと重なって葉先枯れを起こした時や、過湿で根が傷んだりした時も発生することがあります。
気温は、夏季高温期の栽培で昼温30 ℃以上となると発生が多いとも言われています。
さらに強酸性土壌では生育が悪く、葉先枯れ症状が出るとも言われていますので、その場合は石灰を施して土壌pHを6・5前後に調整しましょう。
いずれにしろ有機質に富んだ、通気性と排水性があり、しかも保水性のよい土づくりが大切です。堆肥を十分施し、適正な土壌酸度の調整と肥培管理、水管理に努めることで防ぐことができます。