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野菜に関するQ&A

エダマメを早めに収穫したいので、ほかの果菜類同様、早まきをし、ホットキャップで管理しましたが、発芽しません。どうしてでしょうか?

エダマメを早めに収穫したいので、ほかの果菜類同様、早まきをし、ホットキャップで管理しましたが、発芽しません。どうしてでしょうか?

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主な原因は、地温の不足と水分過多、または乾燥だと思われます。エダマメは夏型の作物で、低温での発芽はどちらかというとほかの果菜類よりも劣ります。また、ホットキャップを利用するほかの果菜類の栽培も、直まき栽培よりも育苗された苗を定植することが多いようです。ホットキャップは春先の冷たい風を遮り、保温する効果は確かにありますが、極めて狭い部分を保温するためのものなので、曇りや雨の日が多いと地温が上がらず、発芽が難しくなります。

 次に土の水分ですが、マメ類は一般的に過湿に弱いようです。種子が吸水した後も過湿の状態が続くと、呼吸困難になるためか土の中で腐ってしまいます。逆に、乾燥ぎみで種子が十分に吸水できなければ、発芽を途中で止めてしまいます。

 解決策としては、①早めに播種する場合は、露地での安全な播種期より7~10日ぐらい前までにとどめる ②過湿や過乾にならないように播種後の潅水は適度を心掛け、またキャップ内に透明マルチを用いて地温不足を防ぐ ③別の暖かい所で催芽処理(芽出し)を行い、少し白い根が見えた種子を播種する、などの方法が考えられます。

 いずれにしても、春先は天候が不安定です。無理な早まきはせず、晴天続きの日を選んで播種するように心掛けましょう。 月刊誌Q&A 野菜