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野菜に関するQ&A

毎年ナスを育てているのですが、いつも葉が落ちてうまく育ちません。どうしてでしょうか?

毎年ナスを育てているのですが、いつも葉が落ちてうまく育ちません。どうしてでしょうか?

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畑で元気がない野菜を見るのは悲しいですね。苗を植え付けた後、生育初期に葉が落ちるのが問題です。多くの場合は根が傷んでいることが原因ですが、ほかには病気や害虫の発生、農薬による薬害などが考えられます。

 定植後、早い時期に下葉が黄褐色になってくるような株を抜いてみると、根が褐色になり、ひどいものは腐敗しています。このようになると水や肥料を吸収できないので葉も落ちますし、生育は進みません。原因としては過湿による根の呼吸困難、肥料過多による肥料当たり、連作などによる根を傷める病気の発生などが考えられますので、調べてみてください。

 次に生育の中期や後期に発生する落葉の原因として、病気では葉の表裏に白い粉状のカビが発生して落葉するうどんこ病があります。虫ではダニの発生が問題になることが多く、さらにアブラムシの大量発生も落葉を引き起こします。  

 対策の基本は、ナス科の野菜の連作地を避け、排水のよい畑を選んで土づくりをすることです。 月刊誌Q&A 野菜