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丸莢インゲンの莢が曲がってしまいます。何が原因でしょうか?

丸莢インゲンの莢が曲がってしまいます。何が原因でしょうか?

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インゲンの品種にはつるありとつるなしがありますが、どちらも長莢の品種が曲がりやすいようです。正常な生育の場合でもわずかな曲がりが出ることはありますが、大きな曲がりには次のようなことが考えられます。

 つるなし種で最も多い原因は、株が横に倒れた時に莢が地面に着いたり、枝や葉と絡みあうことです。風や雨によって株が倒れますので、開花が始まるまでに株元への土寄せをしっかり行うことが大切です。倒れた株には短い支柱を添え、起こしておきましょう。

 次に、虫害によって曲がり莢が発生する場合があります。開花が始まるといろいろな虫が飛来するようになり、若莢を食害したり莢に産卵します。これらの傷によってその部分の発達が遅くなり、莢が大きくなるとともに曲がります。開花期に防除が必要です。

 さらに、生育不良による莢の曲がりも考えられます。肥料不足や乾燥により草勢が弱くなった場合と、強すぎて過繁茂になった場合に受精が不良となり、莢の中に子実が実りにくくなって順調に発達しないためです。元肥はやや少なめとし、草勢を見て開花期に追肥を行いましょう。 月刊誌Q&A 野菜