野菜に関するQ&A
オクラの実がかたくて食べられません。どうしてでしょうか?
オクラの実がかたくて食べられません。どうしてでしょうか?
オクラは暑さや乾燥に強く、夏野菜の中でも大変栽培しやすい種類の1つです。栄養価も高く、サラダやてんぷら、煮物など幅広く利用できるので家庭菜園におすすめです。
ご質問のようにかたくて食べられないとの話はよく聞きますが、多くの場合、収穫適期を過ぎたことが原因だと思われます。オクラの果実は肥大が非常に早く、やわらかく食べられる収穫の適期は1~2日ほどです。品種によって少しの違いはありますが、収穫適期の莢の長さは大体8~10㎝ くらいです。この時期はわずか1日の収穫遅れで莢の長さは12~13㎝ にもなり、果皮も急にかたくなってスジを感じるようにもなります。またほかに、ウイルス病が発生した株や生育不良の株では果実の伸びが悪く、早くからかたくなることも考えられます。
販売目的の場合には、1日に朝夕2回の収穫を行ってサイズを揃えているくらいですので、家庭菜園でも意識して早めの収穫を心掛けましょう。かたくなり始める大きさを、自分でいろいろと探しながら確かめてみるのも大切です。