プランターに入れる用土を自分でつくることは少なく、ほとんどの方が「プランターの土」や「花と野菜の土」などの市販の土を使っています。これらは使い勝手もよく、少し手を加えるだけで再利用が容易です。

　土壌病虫害の発生していないプランターであれば、花の終わった株を掘り取って耕した後、「プランターリサイクル材」を全体の２割ほど入れてよく混合すれば、次の苗をすぐ植え付けることができます。これだけの方法で、一年草なら年２回を３年間、計６回ほど栽培可能です。

　次に、水はけが悪くなったり長く使用してかたく老化した土の場合は、プランターから出して５㎜ 目のフルイで古い根やゴミを除いた後、「土のリサイクル活力材」や腐葉土、日向土の細粒などを加え、前記にあるような市販の新しい土に、改良した土を３分の１ほど混ぜて使用します。ただし、極端に連作障害の出る植物には使わないでください。

　土壌病虫害の発生した土は少しやっかいですが、５㎜ 目のフルイを通した後に石灰チッソを加えて混ぜ、透明のビニール袋に入れて密封し、直射日光に当てて時々裏返しながら日光消毒します。夏なら１カ月経てば十分です。後は前記の老化した土に準じて使用してください。