お尋ねの方法は５月以降の高温時には可能ですが、それ以前では温度が低いため発芽や生育が不安定になりやすく無理だと思います。

　一般的に専業農家の方は専用の装置で播種し、発芽した幼苗が本葉１～２枚になってから必要なサイズの鉢に移植し定植苗に仕上げます。近年は他の苗生産業者が養生したプラグ苗を購入して鉢に移植し育苗することも多くなりました。

　トマトの発芽には土の温度が25℃以上、ナスでは28℃以上が必要ですし、適湿が大切です。鉢への直接播種で低温時にこれらの条件を満たすことは、家庭菜園用に個人で行うには少々難しくなります。

　４月末～５月中旬に本葉５～８枚の苗を定植しようと計画すると、３月に播種することが必要です。育苗器などで自家育苗を行うか、通販などで健全な苗を購入することをおすすめします。