野菜に関するQ&A
タマネギのトウ立ちは何が原因でしょうか。
タマネギのトウ立ちは何が原因でしょうか。
タマネギのトウ立ちは冬場の大きさが関係してきます。タマネギは、ある程度の大きさになった状態で、冬場の寒さに一定期間あうと花芽分化をします。その後、昼間の時間が長くなり、温度が上昇してくるにつれて、花芽が生長していきます(いわゆるトウ立ちしてネギ坊主となる)。
そこでトウ立ちを防ぐポイントとして、定植苗の大きさは草丈が20~25 ㎝で、太さ4~5㎜、重さ4~5gを目標とします。定植時期は、早生品種で10 月末~ 11 月上中旬、中晩生品種で11 月中旬~ 11 月末といわれています。また、肥料が少ない場合も、トウ立ちしやすくなるという傾向があります。
したがって、栽培にあたって次のような点に注意してください。
①大きな苗を定植しない。
②早い時期に定植しない。
③定植後に十分な潅水をし、活着を良好にする。
④元肥はやや少なめにし、年内に生育を進め過ぎない。
⑤越年後の1~2月に確実に追肥を行うとともに、乾燥している場合は潅水も行う。
ただ数%程度トウ立ちが発生するくらいの方が玉の肥大はよく、収量が最も多くなることも考慮に入れておいてください。