スイカについて
・学名「Citrullus lanatus(Thunb.)Matsum.et Nakai」・和名「スイカ」
・原産地「南アフリカ」
・分類「ウリ科スイカ属」
スイカは、英語では「ウォーターメロン」、中国語では「水瓜」と記すように水分を多く含む野菜です。
赤い果肉にはカロテンが豊富に含まれています。夏の暑さで疲れた体をそっと癒してくれる野菜であるといえるでしょう。
■お役立ちコンテンツ
・スイカの上手な栽培方法・育て方スイカを上手に育てるための栽培方法やお役立ち知識などが一括で確認することができます。
【スイカの栽培ポイント】
スイカの花には雄花と雌花の2種類があり、雌花だけが発育して果実になります。雌花の中には雌しべだけがあり、花弁の下が丸くふくらんでいます。主枝の基部に、最初は雄花がつき、生育が進むにつれて雌花がついてきます。雌花の1~3番花まではたとえ咲いても、まだ気温が低くて受粉や受精が不十分であったり、小玉や奇形果になりやすいようです。3番花以降が開花するころに、気温が10℃より高くてミツバチが活動していれば自然に受粉し、結実してきます。ミツバチの活動がない場合には、雄花の雄しべを雌花の柱頭につける人工授粉を行い、結実させる必要があります。人工授粉は午前中、できれば午前10時ごろまでに終わらせるようにします。
スイカは光合成に強い光が必要なため、光が弱かったり、あるいはつるを摘みとりすぎて葉面積が少ない場合には果実肥大に支障が出たり、落果が起こります。雌花からつる先まで30~50㎝ 程度で、つるの太さがタバコくらいで節間が15㎝ ほどあれば、生育は順調で、果実は肥大してくるでしょう。