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草花種子の種まきカレンダーと種子の大きさ別まき方ガイド(春版)

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決定版種子の大きさ別まき方ガイド

小さなタネから芽や根が出る不思議、やがて花を咲かせる喜びは園芸の楽しみのうちの1つです。
しかしいざタネをまこうと思っても、どのようなまき方が適しているのか迷ってしまう事はありませんか?
花作りの第一歩、タネまきの基本について説明いたします。

1)土選び

直まきをする場合には、植えつける場所やプランターをその植物に適した土にします。
育苗をする場合には病気や害虫の心配のない、清潔な土を用います。市販のタネまき培土などを使用するのもよいでしょう。
また、植え付けの面がガタガタしているとタネが偏ってしまいますので、平らに均してから植えつけます。

2)水やり

水分は発芽にとって非常に重要です。足りなければ発芽しませんし、また水分が多すぎてもタネが窒息してしまい発芽しません。適度な湿度を守るよう心がけましょう。水やりの際には目の細かなジョウロを使用し、タネが流れないように注意します。

3)覆土

花づくり初心者の方で、一番多いご質問が「どれくらいの深さに播くのだろう?」というものです。
深すぎると芽が地表に出てこれませんし、また浅すぎると水で流れたり乾燥し過ぎたりしてしまいます。
通常土については、タネの大きさの約2倍ていどの覆土が目安といわれています。
しかしタネによっては覆土が不要なもの、しっかりと覆う必要のあるものなどがあるので、
タネ袋の裏面をよく読み、どのような性質のタネかをよく確かめておきましょう。

タネ袋の裏面には、土の厚さや植え付け時の間隔や注意などが、記載されています。よくチェックしてみましょう!

大まかに分けて、タネの大きさでまき方は変わります。
まきたい品種のタネの大きさに注目して、自分にあった方法でタネまきをしてみましょう。

種子の中には、発芽に光の助けが必要なもの、その逆に光があたると発芽できないものがあります。覆土の調整が必要になりますので、該当の品種のタネ袋の裏面を参照し発芽させて下さい。(好光性種子:ユーストマやペチュニアなど、嫌光性種子:デルフィニウムなど)

種子の大きさ

大きな種子のまき方

直まき

花壇やプランターなど、花を咲かせる場所に直接まきます。種子が大きいお花ならではの、移植などの手がかからない方法です!

床まき

畑や庭に、きれいにならした播種用の場所を設け、
そこで育苗してから花壇やプランターに移植します。
排水が悪い時は高敏に、降雨が激しいときはトンネル等
で覆ましょう!
一度にたくさん育苗したい時に適しています。

ポットまき

6〜9cmのポットにタネまきし、育苗してから花壇やプランターに移植します。
定植時に根を痛めにくく、定植期の調整にも便利です。

中ぐらいの種子のまき方

箱まき

底の浅いプランターや、浅箱に条まきし、発芽させてからポットに移植して育苗し、しっかり丈夫な苗に育ったら花壇やプランターに植えつけます。

ポットまき

6〜9cmポット1つ当たりに3粒ほどまき、最終的に
1本に間引いて育苗し、苗が丈夫になったら花壇やプランターに植えつけます。

細い種子のまき方

鉢まき

細いタネをまく時は、細い用土を用いて鉢まきにします。
非常に種子が小さいので、ハガキなどの紙にのせ、持った手をトントンと叩きながら種子をおとします。
水やりをすると種子が流れてしまうため、鉢底から吸水させて湿度を保ちます。
ある程度育ったらポットに移して育苗し、しっかりと丈夫な苗に育ったら定植します。

草花の中には、直根性のため植えかえを嫌うものがあります。
そういった品種は種子の大小にかかわらず直まきが適していますので、該当の品種は種子袋の裏面をよく読み、直まきします。チドリソウ、ルピナス、スイートピーなど。
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