ダイコンのユニークな品種(三太郎・エベレスト・紅心大根・青長大根)と育て方

サイズは「ミニ以上、通常ダイコン未満」
「三太郎」は通常のダイコンより短めの短形ダイコンで、標準根長は20〜30cmです。
秋と春にまけてタネまき期間の幅が広い
秋まきはもちろんのこと、抽苔(トウ立ち)が安定しているので春まきもできます。タネまきの適期幅が広いのが特長です。
場所を選ばす栽培容易
通常のダイコンは耕土がある程度深くないと栽培できませんが、「三太郎」は短形ダイコンですから耕土が浅い畑でも栽培できます。
おいしさ格別
肉質は緻密で肉色は白いダイコンです。特に煮ダイコンとして食べるのがおいしいといわれています。味がよくしみ込み煮崩れしにくいので、ぜひご賞味ください。
好みのサイズで収穫可能
このダイコンは割れにくく、ス入りが遅いという特長があります。株間や条間を調節する、生育期間を変えるといったことで、0.5〜3kg程度のジャンボサイズと、好みのサイズで収穫できます。
根も葉もユニークな形
葉はダイコンでは珍しく板葉、白首でやや首細の中国ダイコンです。適期栽培で根長33cm 、根径6cm程度になります。
「エベレスト」は形状がユニークなので、家庭菜園のみならず、直売所でも人気の高いダイコン品種です。
肉質は緻密で食味良好
肉質は緻密で辛みが少なく、みずみずしさがあります。さらに葉もカブの葉のようにやわらかいので、根も葉も食味が良好です。通常のサイズで食べる以外に、間引き菜や葉付きの若どりダイコンとしてもおいしく食べることができ、その用途は広いと好評です。
形状のまとまりが早い
尻の詰まりが比較的早く、若どりでの収穫も可能です。また、肌はテリがあり美しいダイコンです。
丸い中国ダイコン
葉は濃緑の切葉、抽根部は緑色、地下部が白色の丸い中国のダイコンです。適期栽培では根部の直径が7〜9cm程度になります。「エベレスト」同様、形状がユニークなので、家庭菜園のみならず、直売所にもおすすめです。
肉色は鮮やかな桃紅色
形状もユニークですが、輪切りにした内部の色は鮮やかな桃紅色で美しいと好評です。
食味良好
肉質は甘みに富み、歯切れがよくおいしいダイコンで、サラダやおろし、漬物に好適します。
色鮮やかできれいなので見た目に美しく、もちろん食べてもおいしいダイコンです。
紅心ダイコンごはん
[材料と作り方](2人分)
(1)米1合は炊く20分前には洗い上げる。紅心ダイコン1/4個はイチョウ切りにする。
(2)米を炊飯器に入れて塩小さじ1、料理酒大さじ1を加え、だし1カップを炊飯器の1の目盛りまで加えてから、紅心ダイコンを入れて炊く。
3)炊きあがったら器によそい、しらす適量を散らす。
円筒形で短めの中国ダイコン
このダイコンも中国ダイコンです。葉は濃緑の切葉、根部は短めの円筒形で、首部は濃緑色、地下部は白色をしています。さらにその濃緑色の首部は根部の3分の2を占めるため、外見のインパクトは絶大です。適期栽培で根長20〜25cm 、根径6cm程度になります。
肉質は緻密でおいしい
外見同様、肉色も青首部分が濃緑色で、美しい緑色のおろしが楽しめます。
肉質は緻密でおいしい
通常の青首ダイコンよりデンプン質の肉質で、緻密で甘みがありおいしいダイコンです。浅漬けやツマ、おろしに好適です。