クッキングハーブを育てよう!
スイートバジルスイートバジル イタリア料理に欠かせないハーブで、特にトマトとの相性は抜群。熱帯性のハーブで夏から秋に生育する。早まきは避け、株間は20〜30pほどとる。本葉が8〜10枚のころ、先端を摘むとわき芽が伸びて株がこんもりと育つ。良質の葉を長期間収穫するには、乾燥と肥料切れに注意し、花芽が見えたらわき芽の上で摘み取るとよい。 |
タイム 野趣豊かな香りは、肉料理や煮込み料理の味を引き立てる。直まきもできるが発芽や初期生育がゆっくりなので、ポットまきがおすすめ。熱帯夜が続く地域では水はけのよい土に植える。生長すると株の中の風通しが悪くなり、蒸れやすくなるので、梅雨の前か開花後には、刈り込みや枝すかしを行う。肥料は控えめにする。 |
イタリアンパセリイタリアンパセリ 下葉に縮みがなく香りのやさしいパセリで、サラダ、スープ、ハーブバターなど利用範囲が広い。直まきもできるが発芽や初期生育がゆっくりなので、ポットまきがおすすめ。定植の際、株間は20〜30pとる。日なた〜明るい半日陰で育つ。ある程度の大きさになり冬を越した株は、春に花が咲く。 |
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ディルディル 葉はフローレンスフェンネルに似るが、ディルは株元が膨らまない。葉を酢につけて作るディルビネガーが有名。またピクルス液に加えるのもおすすめ。移植を嫌うので鉢植えにするか、株間20pほどで点まきにする。草丈が1m以上になるため、支柱が必要。収穫の時に中心の葉を摘むと生長しなくなるので注意する。 |
チャイブチャイブ アサツキの仲間で、やさしい辛みと豊かな風味があり、ほかのハーブと組み合わせてもおいしい。日なた〜明るい半日陰で育てる。収穫時に3〜4pほど株元を残して刈り取ると再び葉が伸びる。冬には地上部の葉が枯れる。株が大きくなるとアブラムシがつきやすくなるので、株分けを行う。 |
ロケット ルッコラとも呼ばれ、葉にはゴマに似た香りと辛みがある。サラダ、ピザ、パスタのほか、おひたしにもおすすめ。春に咲くアイボリー色の花も食べられ、葉と同様ゴマに似た香りがする。冬を越した株は大きく育つが、辛みが強い。辛みを抑えるには、タネをまく時期をずらし半日陰で若葉を育てる。2週間に1度薄めた液肥を与える。 |
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コーンサラダ マーシュとも呼ばれ、葉は食べやすい風味で、サラダなどに利用できる。耐寒性は強い。葉が重ならないように順次間引く。間引き菜は地際で切って株ごと、生長した株は込み合った葉から切り取って収穫する。大きく育てるより、葉が5〜6pほどの小さなうちに収穫した方がおいしい。 |
コリアンダーコリアンダー パクチーやツァンサイ(香草)とも呼ばれる、タイやベトナム料理に欠かせないハーブ。個性的な香りは口に合うと病みつきに。たくさん収穫できた時は、中華風にさっと炒めて食べるのもおすすめ。丸いタネは軽く指で押して2つに分けてまくと、よく吸水し発芽が揃いやすくなる。初夏に咲く花は愛らしく、花壇にもおすすめ。 |
ウォータークレスウォータークレス またの名はクレソン。サラダや肉料理の付け合わせに。名前にウォーターとつくように水を好む。腰水で育てる場合は、こまめに水を替えて清潔を保つ。地植えや鉢で栽培する場合は、ほかのハーブより水やりの回数を増やし、湿り気を保つ。暑さに弱いため、夏は半日陰になる場所で育てるか秋にタネをまき直す。 |
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ボリジ 青い星型の花がとても美しく、花壇の彩りにもおすすめ。花も葉もサラダやハーブティーに利用できる。花は萼の部分をはずして使う。タネは大きくまきやすい。移植を嫌うので鉢植えにするか、株間20〜30pで点まきにする。肥沃な土で育てると大きくなるので、土の状態に合わせて株間を調整する。 |
フローレンスフェンネル やわらかな香りのよい葉は、ハーブビネガーや魚料理の香りづけに最適。膨らんだ株元の茎はセロリのようにサラダや煮込み料理に利用できる。草丈が1m以上に育つので、株間は30〜40p前後と広めにとる。株元が膨らんできたら周りの土を寄せて軟白化すると食べやすい。茎は花が咲く前に収穫する。 |
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