作り時!中国野菜
パクチョイはチンゲンサイと同じ仲間なので、チンゲンサイと同じように栽培できます。ただし低温にあうとトウ立ちしやすい性質があるので、タネまきは5月に入ってからがよいでしょう。気温の低い地方では、秋まきをおすすめします。パクチョイは乾燥に弱いので、土が乾燥していたらたっぷりと水やりすると、品質のよいものがとれます。
チンゲンサイと同様、キスジノミハムシ、ヨトウムシ類、ハダニ、アオムシ、コナガなどが発生しやすいので、暑い時期に栽培する時は、寒冷紗などでトンネルがけが効果的です。暑さを防ぐだけでなく、害虫防除にも有効です。
タネまきの2週間前までに、苦土石灰150g/㎡をまき、深さ30cmまでよく耕します。タネまきの1週間前までに堆肥2㎏/㎡と化成肥料100g/㎡をまき(※)、クワでよく耕します。
※化成肥料の分量は、N-P-K=10-10-10の成分量のものを使った場合の目安。
幅60〜80cm、高さ10cmの畝を立て、板切れなどで深さ1cmのまき溝を15〜20cm間隔でつけ、1〜2cm間隔でタネをまきます。
本葉2枚のころ、隣の株と葉先が触れあう程度の間隔に間引きます。本葉3〜4枚のころ、15〜20cm間隔に間引きます。間引き後は、株がぐらつかないように、株元に軽く土を寄せます。
基本的に追肥は不要ですが、生育が悪い場合は、規定倍率に薄めた液体肥料を、水やりを兼ねて施します。
草丈が20cmになり、葉柄の下の尻部分が張ってきたころが収穫適期です。生育のよいものから根元をハサミで切りとって収穫します。
地中海沿岸が原産のカイランは、チャイニーズケール、タマナシキャベツとも呼ばれ、中国南部や東南アジアの熱帯地方で多く栽培されています。
キャベツの仲間ですが、キャベツとは違い、低温に合わなくても花芽ができるのが特徴。暑さにも強いので、緑色の野菜が少ない夏場に特に重宝します。主に蕾と若い花茎を収穫しますが、ブロッコリーのように、主茎を収穫した後に伸びてくるわき芽も収穫できます。短期間で収穫ができるので、施肥は元肥主体にします。
タネまきをする2週間前までに、150g/㎡の苦土石灰をまき、よく耕します。タネまきの1週間前までに、堆肥3㎏/㎡と化成肥料60 g/㎡をまき(※)、クワでよく耕します。幅100cm、高さ5〜10cmの畝を立てます。
※化成肥料の分量は、N-P-K=10-10-10の成分量のものを使った場合の目安。
畝の表面に条間20〜40cm、株間が20〜40cmになるように深さ1cmのくぼみをつけ、1カ所当たり4〜5粒のタネをまきます。
本葉1〜2枚で1カ所当たり3本に間引き、3〜4枚で丈夫な株を残して1本に間引きます。
基本的に追肥は不要ですが、生育が思わしくない時には、本葉4〜5枚のころ、水やりを兼ねて規定倍率に薄めた液体肥料を施します。
タネまきから約60日後、開花直前の花茎を収穫します。収穫方法は、花茎の先端から15〜20cmのところを手で折りとります。
- カイラン
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1袋(約1,000粒) 210円
1袋(1dl) 1,575円
インド原産の野菜で、バイアム、ジャワホウレンソウとも呼ばれます。東南アジアを経て古くから中国で栽培されている野菜で、日本でも江戸時代から栽培されていました。クセがないので、さまざまな料理に活用できるのが魅力です。
栽培は容易で、暑さに強く、真夏の日差しの下でもぐんぐん生長するたくましさがあります。連作障害や病害虫の発生もほとんどなく、土質も選ばないので、家庭菜園でもあまり手をかけずに栽培できます。乾燥にも強いため、プランター栽培にも適しています。
タネまきをする2週間前までに、100g/㎡の苦土石灰をまき、よく耕します。タネまきの1週間前までに、堆肥2〜3㎏/㎡、化成肥料150g/㎡をまき(※)、クワでよく耕します。幅70cm、高さ10cmの畝を立てます。
※化成肥料の分量は、N-P-K=10-10-10の成分量のものを使った場合の目安。
畝の表面に条間30cm、株間30cmで深さ1cmのくぼみをつけ、1カ所当たり5〜6粒のタネをまきます。タネが小さいので、覆土は薄めにします。
本葉1〜3枚くらいまでに丈夫な株を残して、1カ所当たり1本に間引きます。
タネまきの20日後から月に1回のペースで、化成肥料30〜50 g/㎡を追肥し、中耕します。
収穫方法は2通りあります。草丈20cmのころ、株ごと抜きとり収穫するか、下の葉を2〜3枚残して摘芯し、わき芽が伸びてきたら、先端のやわらかい葉を摘みとって収穫します。
- ヒユナ(バイアム)
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1袋(約7,500粒) 210円
1袋(1dl) 1,480円