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ボタンとシャクヤク特集

ボタンとシャクヤク特集
ボタンとシャクヤク特性と栽培管理特集 おすすめのボタンとシャクヤクはこちら

 「立てば芍薬、座れば牡丹」と美しい女性の容姿や立ち振る舞いを形容するように、大きくふくよかな花を咲かせるシャクヤクとボタンは、美しさを象徴する植物であり、さまざまな工芸品や絵画の意匠としても用いられてきました。
 ボタンとシャクヤクのそれぞれの特性をご紹介し、その栽培管理方法を説明していきます。

類まれなる気品と優美さボタン・シャクヤクそれぞれの特性と栽培管理

 ボタンとシャクヤクはともにボタン科ボタン属の植物ですが、シャクヤクは冬季に地上部が枯れてしまう多年草、ボタンは地上部が残り年々株が大きくなる木(木本植物)である点で異なります。しかし、両者は近縁ですので、ボタンの繁殖には生育旺盛なシャクヤクを台木にして接ぎ木をしますし、近年はボタンとシャクヤクの交配種も作出されています。

ボタンは日本には自生がなく、中国から8世紀に薬用植物として渡来したといわれています。その後、観賞用にも栽培されるようになり、江戸時代には数多くの品種が生み出されました。しかしながら、江戸のボタンはわずかにその名を留めるのみで、現在栽培されているものは明治以降に作出されたものと海外から輸入された品種です。

一方、シャクヤクは日本に2種(ヤマシャクヤクとベニバナヤマシャクヤク)が分布しますが、現在栽培されるシャクヤクは、平安時代に中国から渡来したものが元とされています。ボタンと同じく、古くはもっぱら薬用でしたが、江戸初期には観賞用として改良されました。明治以降は日本独自の品種に欧米から輸入された西洋シャクヤクが加わりました。現在再び人気が高まり、数多くの品種が販売されています。







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