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ミズナ「京シリーズ」

ミズナ「京シリーズ」
おすすめ商品   栽培ポイント

タキイ茨城研究農場 新井 真琴ユニークな切葉の葉形で、シャキシャキとした食感が楽しめるミズナは、
最近ではサラダの食材などにすっかり定着しました。
栄養価の面では、β−カロテンやビタミンCをたっぷり含み、
カリウム、カルシウムなどのミネラルや食物繊維も豊富な緑黄色野菜です。
家庭菜園でも取り組みやすく、タネまきをしてから短期間で収穫することが可能で、
とても作りやすい野菜です。プランターなどの小さなスペースでも手軽に
栽培できますので、ぜひチャレンジしてみてください。

本年新発売の「京かなで」は、春〜秋どりで栽培が可能。晩抽性に優れるため、春先(一般地の1〜2月まき→3〜4月どり)の時期にまいてもトウ立ちの心配が少ない品種です。また、温度が高い夏場でもじっくりと育つため、長期間収穫を楽しむことができます。

京かなで
京かなで
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気温が低い冬場でも伸びがよく、株元が分かれる「分けつ性」に優れる特性を持っており、冬〜春どりに適します。葉軸は極細、純白でやわらかく、葉と軸のバランスやコントラストが美しいのが特長です。

京しぐれ
京しぐれ
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株揃いがよく、生育も旺盛で、春から秋どりまで幅広く栽培することができます。また、気温が高く軟弱に育ちやすい夏場においても、がっちりとした株に育ち、病気の発生が少ない品種です。食感がよくアクも少ないので、サラダや炒めもの、漬物、おひたしなど、いろいろな料理に向くのが特長です。

京みぞれ
京みぞれ
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栽培のポイント
畑の準備

  ミズナの栽培を成功させるには、しっかり土づくりをすることが大切です。あらかじめ、1m2当たり完熟堆肥2kg、苦土石灰100gを入れ、深く耕して、水はけと水もち、根の張りがよい豊かな土をつくっておきます。タネまき前には、元肥として化成肥料をチッソ成分で1m2当たり15〜20gを目安に入れ、よく混ぜます(施肥量は、前作の残肥や土質に応じて調節してください)。

タネまき

  タネまきの量は1m2当たり1〜2mlが基準となります。幅70cm、高さ10cmの畝をつくり、条間15cm間隔でタネまきします。タネは1〜2cm間隔にまき、しっかり覆土して、たっぷり水やりしましょう。発芽が揃うまで表面を乾かさないように注意します。

害虫防除

  コナガやヨトウムシの発生が心配される春夏の時期には、寒冷紗や「サンサンネット」を利用して、トンネル被覆をすると効果的です。虫の侵入を防ぐために、ネットの裾はしっかり土に埋めるのがポイントです。

間引き

  本葉が展開してきたら、3〜4cm間隔で間引きし、株元に軽く土寄せをします。夏場の時期では徒長ぎみになるので、本葉3〜4枚のころ、さらにもう1回、5〜6cm間隔に間引いて、1株1株を大きく育てましょう。

間引き菜も、ベビーリーフとしておいしく食べられます。

収穫

  草丈25〜30cmを目安に収穫します。夏まきではタネまきから25〜30日程度、春まきや秋まきでは30〜40日程度、冬場で60〜80日程度で収穫できます。
  やや若めで収穫すると、葉や茎がやわらかく、生食でおいしく味わうことができます。漬物や鍋物に使う場合は、やや大株にすると歯応えが増して味わい深くなります。ミズナは「肉の臭みを和らげる効果」をもっているので、冬場は鍋物に入れて食すのがおすすめです。