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レモン、ライムを育てよう

庭先で育てるおいしい果樹

レモン、ライムを育てよう

香酸系かんきつに分類されるレモンとライムは、さわやかな香りと酸味をもち、飲み物や料理、お菓子の風味づけに重宝します。家庭では無農薬栽培をし、完熟の豊かな味わいを楽しみましょう。

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幼木期に樹勢を強くする管理をして
収穫年度から無農薬栽培を目指す

レモンはミカンと違って、糖度を高める必要はなく、最大の難敵とされる、かいよう病をいかに発生させないようにするか、それさえ気をつければそれほど栽培の難しい果樹ではありません。

植え付け3年目から収穫を始めますが、それまでは農薬を使って徹底して防除し、病気を発生させないようにします。この間にしっかりと生育させると根の発根も活発になり、勢いのよい木を作ることができます。樹勢を維持できれば、木の呼吸作用を高めることができ、収穫年度を迎えてからは、ほとんど無農薬で栽培できるようになります。そのためには、常に新梢の先端を上向きにさせることと、芽かきをしっかりと行って余分な枝葉に養分を送らせないことが大事になります。

また、レモンは元来花がつきやすく、少しでも樹勢が弱ると、花芽だらけになり、摘蕾を行わないと、樹勢はさらに落ちてくるので、摘蕾、摘花は大変重要な作業になります。加えて、レモンの品種によってはトゲのない、または少ない品種もありますが、大抵の品種はトゲが発生します。このトゲに葉や果実が当たると、表皮が傷つき、そこから病気の菌が入って発病しやすくなります。したがって、できるだけトゲを取り除き、葉や果実を傷めないようにすることと、風の当たりやすい所での栽培は避けるのも重要です。

レモンの花。樹勢が弱まると花芽がたくさんつくので、木の体力を推し量る目安になる。適度に摘花する。

よい苗木を選ぶ

苗木は、販売される前の育苗中に多くの堆肥と肥料が施されています。そのため植え付け時にさらに肥料を施すとかえって軟弱になって、幼木期にハモグリガの幼虫やアゲハの幼虫の被害にあいやすくなってしまいます。苗木の葉色が緑の濃すぎるものは、明らかにチッソ過多で育苗されていると判断できます。販売店などで苗木を選ぶ場合には、少し葉色の薄いものを選ぶとよいでしょう。

植え付け前の苗の処理

苗木はすべて接ぎ木部位から60pの高さで切除し、勢いのよい新梢の発生を促します。根も、先端が傷んでいる場合は、短く切り込んで、上部と同じく勢いのよい新根の発生を促します。

植え付け

植え穴は、あまり深く掘る必要はありません。直径50p程度で、30p程度の深さの穴を掘り、土壌改良材や肥料はまったく使わずに苗木を植え付けます。数本の苗木を植え付ける場合、レモンやライムは生育が早いので、約6mの間隔をとって植える方がよいでしょう。

植え付け後はしっかりと水をやり、土と根の間に隙間ができないように密着させます。その後、1・5m程度の長さの支柱をして、地際が揺れないように固定し、根の伸長を促します。また、土壌表面からの乾燥を防ぐために、敷きわらや黒ポリシートでマルチをします。支柱をしていてマルチがしにくい場合は、マルチをしてから支柱を立てる方がよいでしょう。

レモンの花。樹勢が弱まると花芽がたくさんつくので、木の体力を推し量る目安になる。適度に摘花する。

植え付け

植え付け1年目の管理

樹勢を落とさないように、枝を太く、できるだけ長く伸ばすことが大事です。枝を細く短くすると、必ず翌年には花芽がついてしまい、樹勢がかなり落ちてしまうからです。

植え付けた苗の先端部分から発生する新梢を5〜8p間隔で5本選び、残りの芽はすべて切除します。新梢が伸び始めて20p程度の長さに達したころに、発芽時に取り切れずに残した地際から20pの高さの所までに伸びている新梢は、すべて切除します。残りの新梢5本は同時期にすべての枝が垂直に伸びるように麻ひもなどで軽く結束します。風通しをよくするなどということは考えず、できるだけ先端を上に向けて支柱に添わせるようにすることがポイントです。新梢が曲がっていると生育が劣るので、曲がる前に結束します。

植え付け1年目の管理

植え付け1年目の管理

植え付け1年目の管理

植え付け2年目の管理

1年目に結束した枝は、場所にもよりますが、寒さの影響がなくなる3月中下旬にひもをはずし、夏芽まで下がって切除します。そして、5本のうち中くらいに伸びた2本を結束し直して上向きにします。残りの3本は、そのままにします。6月になると結束しなかった枝は自然に曲がり始め、その枝の途中から夏枝の発生が始まります。主な枝は芽を切除して1本にし、枝を太くさせます。結束した枝は、この年に高さ2・5m程度までも伸びます。夏芽以降に発生してくる枝も1本にします。トゲが発生したら、早いうちに切除しましょう。

これで、翌年の結実期を迎えた際には、大玉の果実が収穫可能になります。このように樹勢を強く維持することで、かいよう病の発生を抑えることができ、翌年以降の農薬散布は不要になります。しかし、枝数を残したままだと、木は衰弱し、花が増えて発芽が劣り、根の伸長も抑えられてしまうので注意しましょう。

植え付け2年目の管理

植え付け2年目の管理

植え付け3年目以降の管理

夏芽以降に発生する枝は切除し、2年目同様にすべて1本にします。同じく、トゲの切除も忘れないようにします。

この年から開花結実させますが、着果過多の場合は、葉数20枚に対して1果を基準にし、残りはすべて摘果します。最終摘果時期は、生理落果の終わる6月以降に行います。この年からは特に水やりが重要になります。日照りが続く時には露地であっても必ず水やりをします。乾燥させると発根が抑えられ、冬場の寒さに対する抵抗も弱まり、生理落果もしやすくなるからです。10月になれば、早ければ第1回目の収穫ができるようになりますが、レモンは5月ごろまでは樹上で実らせたままにしておくことができます。ただし霜害があるような所では、木全体をベタがけのネットで覆うか、最初から鉢植えで管理するとよいでしょう。一般的にはレモンの収穫時期は冬越しはせず、遅くとも1月中旬には収穫するのがよいでしょう。ただし、その時点で直径5p以下の大きさの果実は収穫せずに残しておき、ゴールデンウイークまで置いて肥大してから収穫します。

幼木期の病害虫の防除

植え付け後3年目までは傷みなく、木をできるだけ生長させるために農薬散布は怠りません。特に、風が強く雨の多い所では、注意していてもかいよう病の発生をなくすことはできません。

実際には、発芽後すぐに「ボルドー」など殺菌剤を2週間おきに散布します。同時に、液肥でアミノ酸肥料を与えると、生育と発根が促され、4年目以降の薬剤散布が不要になります。

かいよう病のほかには黒点病がありますが、枯れ枝を残さず、ていねいに取り除いてやれば、菌の増殖は抑えられ、自然になくなってくるので問題はありません。とにかく、かいよう病を起こさせないようにすることが、レモンとライムの栽培では最重要課題です。

レモンとライムのおすすめ品種

レモン「リスボン」レモン「リスボン」果汁が多く、酸味が強い。レモンの中でも、寒さに強い品種。一番多く国内で栽培されている。平均果重130〜150g。

レモン「アレンユーレカ」レモン「アレンユーレカ」香りがよく高品質。収穫量が多い。従来のレモンに比べてトゲの発生が少なく、管理がしやすい。平均果重130〜150g。

レモン「ラフマイヤー」レモン「ラフマイヤー」風味がよく、ジャムにしても美味。強健で耐寒性のある、家庭園芸向きの品種。鉢植えにしても実つきがよい。平均果重80〜120g。

とげなしレモン「シシリアン」とげなしレモン「シシリアン」酸味と香りのバランスがいい。扱いやすいトゲなし品種で、葉や果実を傷つける心配がない。耐寒性は中程度。平均果重100〜220g。

ライム「ファンタジー® コルシカナ ドワーフ」ライム「ファンタジー® コルシカナ ドワーフ」従来品種の矮性タイプで、コンパクトな樹形を保てる。レモンより酸味が少なく上品な香り。耐寒性は中程度。平均果重80〜120g。

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大森 直樹

大森おおもり 直樹なおき
1958年生まれ。岡山大学自然科学研究科修士課程修了。岡山県赤磐市にて果樹種苗会社を営むかたわら、家庭園芸としての果樹栽培の研究を行っている。