センチピードグラス・ティフ・ブレア®種子

あぜ草に好適!雑草を抑制して年を追うごとに草刈り作業が軽減できる!!
センチピードグラス・ティフ・ブレア®種子
草丈が低く、旺盛なほふく茎でよく広がる。初期生育は遅いが、ほふく茎で地面を覆った後は雑草抑制の効果がある。水田のあぜ草や果樹園の下草として好適な品種。
- ※ティフ・ブレアは北海道・東北など寒さの厳しい地域では株が越年しない場合があります。
- ※タネまき後、5~10mmの覆土と鎮圧が必要です。生育初期(草丈5cm未満)は雑草に負けることがあるので、その場合は雑草を刈り取る除草を行います。
- 播種量:5~12g/m²
- 播種期:【寒地】5~6月、【中間・暖地】4月中旬~7月
驚異の雑草抑制芝草ティフ・ブレアの特徴!
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1
草刈の軽減
草丈が10cm~25cm程度しか伸びず、ムカデ状の地上ほふく茎をだしながら水平に伸長する。芝刈りの回数も少なく管理は楽です。
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2
耐寒性が強い
普通種に比べ耐寒性があり、-23.5℃まで耐えた例がある。耐暑性、耐旱性にも優れる。
- ※北海道や東北などの厳寒地では積雪や低温、停滞水などにより越冬できない場合があります。(適応性試験中)
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3
土壌保持力抜群
根系の発達がよい。根が深く伸び、土壌をしっかり保持するので傾斜地、法面などにも向く。
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4
雑草を抑制
太いほふく茎とアレロパシーの作用で雑草の発生や侵入を抑制する。
- ※アレロパシー…他感作用。植物や微生物が放出する。物質によって、他の植物が何らかの作用を受ける現象をいう。
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5
土壌適応性が広い
耐暑性、耐旱性が強く、ph4.2~8.5まで生育可能で土壌を選ばずやせ地でも育つ。
定着後の管理
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1
ティフ・ブレアは、ランナーを伸長させる事によって被覆率を高めていく。より旺盛に伸長させるには施肥が有効。
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2
ティフ・ブレアの株元に光が当たるよう、雑草が20~30cmの高さになったら5~10cmの高さで雑草ごと刈込む。
雑草に覆われたティフ・ブレアを雑草ごと高刈りすることで雑草との競合がより優位になっていく!
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3
刈り草がティフ・ブレアにかぶさらないよう、集めて除去する。
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4
刈込み頻度を高めることで雑草は衰退し、ティフ・ブレアが優勢になっていく。
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5
ティフ・ブレアは休眠した状態で越冬する。冬を迎えるまでに、強く引っ張られても抜けない位の大きな株をつくる。
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6
ティフ・ブレアの雑草抑制物質(アレロパシー物質)は茎葉に多く含まれるので、冬雑草を抑えるためにも下降気温下での刈込みは控え、茎葉部をなるべく多く残すようにする。
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7
翌春のティフ・ブレアの萌芽期に、既に冬や春の雑草が覆っている場合には、前年同様ティフ・ブレアより草丈の高い雑草は刈り取る。
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8
ランナーが重なり合うことで、雑草も減少するが、ティフ・ブレアの雑草抑制力を高めるため年1~2回の刈込みは継続する。
休眠期のティフ・ブレア
ティフ・ブレアは休眠によって越冬する。よって、晩秋からはノシバやコウライシバと同様に枯れたような状態となり、翌春(5月中旬頃)に緑が戻る。

播種について
適した場所は日当たりのよい停滞水のない場所で施工前には雑草の除草を行います。播種後は5~10mmの覆土を行い板などで鎮圧します。平均20℃以上のころが発芽しやすいので播種時期は5月下旬から6月上旬の梅雨直前が最適です。十分に水分が得られれば播種後10日から2週間で発芽し、3~5か月で施工面を覆います。
区分 | 地帯 | 播種適期 |
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A | 寒・高冷地 | 5月上旬~6月上旬 |
B | 東北・北関東・甲信越 | 5月上旬~6月中旬 |
C | 中間地~暖地 | 4月下旬~7月上旬 |
D | 暖地~西南暖地 | 4月中旬~7月下旬 |
E | 沖縄 | 3月下旬~10月下旬 |

害虫被害の軽減も期待できるのであぜ草に好適!
滋賀県内での斑点米発生調査においてもセンチピードグラス畦畔でのホソハリカメムシやアカスジカスミカメなどの斑点米カメムシ類の生息数が近隣の雑草地に比べ著しく少なく、斑点米の発生率も低率であることが報告されています。
- ※平成15年度近畿中国四国地域農業試験研究問題別研究会[センチピードグラス栽植畦畔での斑点米カメムシ類の発生量と本田での斑点米発生率](滋賀県農業試験場・環境部)より

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