はじめてのソラマメ特集
旬のおいしさを味わう!新鮮なおいしさは家庭菜園ならでは。
とれたてのおいしさをご堪能下さい。
はじめて栽培 おすすめ品種
三連
3粒莢率が特に高い大莢の一寸ソラマメ。子実の大きさは3cm程度、ボリュームがある大粒で食味良好。草勢旺盛で作りやすく、たくさんとれる。
栽培のここだけチェック
- たねまきの時期が重要です。株が大きくなると耐寒が弱くなりますので、適期のたねまきを行いましょう。
栽培のポイント
POINT1タネまき期の選定
ソラマメは冷涼な気候を好み、幼苗ではかなりの低温に耐えられますが、株が大きくなるにつれて低温耐性が落ちていきます。つまり秋の種まきを早めてしまうと、越冬前に生育が進み過ぎて厳寒期に耐えられず失敗の原因となります。タネまき期の設定や防寒対策の準備はしっかり行いましょう。関東以西の中間地でのタネまき適期は、10月下旬~11月上旬です。
POINT2畑の準備
連作を嫌うので、ソラマメを3~4年以内に栽培した畑は避ける必要があります。また、できるだけ日当たりのよい場所を選びましょう。根の酸素吸収量が多い作物ですから、堆肥を十分に施して土づくりに努めてください。石灰は1㎡当たり80~100gを基準に施します。チッソ成分量は1㎡当たり7~10g程度とします。
畑の準備
POINT3タネまきとポット育苗
種まきは、直まきよりもポット育苗をおすすめします。9cmポットに、種のおはぐろ部分を斜め下向きにして3分の2ほど埋め、覆土します。発芽までは乾燥に注意しながら地温15~20℃を保ち、発芽が揃えば徒長防止のためハウスの外に出して育苗します。定植適期は本葉2~3枚のころです。
タネまきとポット育苗
定植
POINT4整枝管理
品質のよい大莢のソラマメを収穫するためには、株全体によく日光が当たる状態にすることが重要です。そのために、開花期に1株当たり6~8本の太い枝を残して、細い枝や発育の遅れた「無効枝」の除去を行います。茎葉が繁茂したまま放置すると、赤色斑点病など病虫害の発生を助長してしまうため、適期での整枝を心掛けましょう。
整枝と誘引
POINT5追肥、潅水
開花期から莢の発育期には乾燥に注意し、積極的に追肥や潅水を行って莢の肥大を促します。追肥はチッソ成分量で1㎡当たり3gを基準に施します。
追肥と潅水
味菜 果菜の肥料
POINT6適期収穫のポイント
新鮮なソラマメを味わうには、収穫期をしっかり見極めることが重要です。収穫期が近づくと莢がやや垂れ下がり光沢が出て、莢の縫合線部分が濃くなってきます。開花後35~40日が目安です。試しに莢を割ってみると、肥大したマメが莢の内側から簡単にはがれます。