ペットボトルを
利用した催芽
少量のタネをまく場合、2ℓのペットボトルを使って小型の育苗容器を自作すると便利です。1ケースにタネを6〜8粒並べてまくことができ、ボトルの上部を切ってかぶせるとミニ温室になります。日中暖かな日当たりのよい所にミニ温室を置けば、内部の温度を30℃くらいに上げることができ、夜間暖房の効く屋内に移動すれば、加温設備なしでも1次育苗することができます。
-

2ℓのペットボトルを用意する(中央よりやや上に凹みがあるものがよい)。カッターで下から8㎝位の所と、凹みの部分をカットして上部と下部のパーツを作る。
-

下部の底に10カ所ほど排水用の穴をあけて湿らせた培養土を詰める。2~3㎝の間隔をあけ、タネを1㎝ほどの深さに押し込む(写真はカボチャのタネ)。
-

温度計をセットし、上部のボトルをかぶせてミニ温室にする。日当たりのよい所に置き、28~30℃を確保する。極端に土が乾かなければ水やりは不要。
-

30℃以上になったら、上部のボトルを外すか、ボトルのふたを開けるなどして換気する。夜間は室内の暖かい場所で管理する。
-

2~3日で発芽する(写真はキュウリ)。ナス科は本葉2枚、ウリ科は子葉が開いたら根を崩さないように掘り上げ、ポリポットに鉢上げする。





開始時期の選定
タネまき
タネまき後の管理




植え付けまでの管理