はじめてのニンジン特集
はじめて栽培 おすすめ品種
栄養満点で彩りもよく、様々な料理に合うニンジン。野菜ジュースにも最適です。
是非ご自分の菜園で育てたニンジンでおいしさを実感して下さい。
向陽二号
初心者にも簡単に栽培できる!土質を選ばず幅広い作型で栽培できる。つくりやすさなら、この品種!
栽培のここだけチェック
- ニンジン作りで最も失敗しやすいのが発芽。重要なポイントは土を乾燥させない事です。雨が降った次の日に種まきするのがおすすめです。 詳しくはPOINT02で!!
栽培のポイント
POINT1土づくり
畑はたい肥を1カ月前までに入れてよくなじませておきます。種まきの1週間くらい前になったら元肥を入れます。元肥を入れたら20cm程度の深さで耕やし、畝(うね)を作ります。種まき時には土壌にある程度湿りがある方がよいので、乾燥している場合は、タネまきの前日か前々日にあらかじめ水を入れておきます。
土づくり・畝立て
POINT2タネまき
種は条(すじ)まきにするか、1穴に5粒程度まきます。条(すじ)まきでは、床面に条間15~20cmの間隔で数本のタネまき溝をつけてそこにまきます。覆土してから、切りわらか透水性のネット(園芸用寒冷紗など)で床面を覆うように被覆します。これはタネまき後の水やりや降雨で土壌の表面がかたくなって、芽が出てこなくなることを防ぐことと、乾燥の防止が目的です。また発芽が揃うまでの期間は乾かさないよう、こまめに水やりをしてください。
タネまき
POINT3間引き
本葉2~3枚時と5枚時の2回に分けて行います。1回目は込みあわない程度(2~3本)に減らします。2回目の間引きで1本にします。残す株が安定するように株元を押さえながら引き抜くことと、間引き後に土寄せするのがポイントです。
間引き後の株間は5~10cmを基本とします。株間が広いほど大きく育ち、早く収穫でき、逆に狭せばめれば本数を多く収穫できます。500g超の‘グランプリ’を作るのであれば株間を10~12cmと広めにします。
間引き
間引き菜もおいしく
ニンジンを栽培していて、間引いた葉を捨てていませんか?
これらの葉は、ほかの葉物に負けないくらいビタミンが豊富です。油炒めや、お浸しなどにするとくせになる味でおいしいです。特に「向陽二号」の葉は、やわらかくおいしいと評判です!!
ぜひご家庭でお試しください!!
POINT4土寄せ
間引きした後で速効性肥料を施し畝の表面を軽く中耕します。同時に株元へ土寄せして青首にならないようにします。
※中耕・・・畝の表面が硬くなるので軽く耕す事。
土寄せ
味菜 葉菜の肥料
POINT5病害防除
夏まき栽培では、ヨトウムシなど蛾の食害に悩まされます。小面積であれば捕殺するのが最も効果的です。ある程度面積が広い場合には殺虫剤の使用もやむを得ないでしょう。
病害では、黒葉枯れ病や、斑点細菌病が問題になります。これらの病害は葉枯れを引き起こし、ひどい場合には全体に枯れて肥大が完全に止まることがあります。本葉4~5枚の時期から数回、所定の薬剤を散布し予防に努めます。
POINT6除草
ニンジンは初期の生育がおとなしく、すぐに雑草に負けてしまいます。生育初期からこまめに除草してください。
POINT7収穫
畝に数条で栽培する場合は、外側の株ほど早く生育するので、収穫は外条の株から順次行うとよいでしょう。
収穫
自分好みのニンジンを作ろう
ニンジンにも沢山の品種があります。作りやすさから色、味、食感、バラエティ豊かです。自分好みのニンジンに是非チャレンジしてみてください。