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よくある質問

お客様から、よくいただくご質問をまとめてご紹介しています。
お問い合わせいただく前に、同じような内容がないかご参照ください。

窒素成分が多すぎると株ばかり茂り、花や実つきが悪くなります。花が咲いても実がつかない場合がありますが、それは、開花、着莢期の乾燥、若しくは開花時期の高温で花粉の活力等が低下して、実にならないことが考えられます。

開花着莢時期に水分が不足すると、曲がり莢や短い莢となりやすいです。適切な水分管理を心がけましょう。

株間が狭すぎたり、日照不足や窒素肥料が多かった場合など、栽培条件によっては生育のバランスが崩れてつるが伸びることがあります。肥料は全量を元肥で施し、株間は30~35cmが目安となります。もしも、ツルが伸びてしまった場合は摘芯してください。

摘心されても、されなくても、どちらでも栽培は可能です。収量に関しましては摘心によって大幅に増えると言うことでも無いようで、一番大事なこと事は水分と肥料管理をしっかりすることになります。
摘心されるされる場合は本葉5~6枚のころ行い、わき芽を伸ばしてゆきます。

実が入らない原因として考えられるのは、窒素過多等で花芽分化中に十分な栄養を供給できないことや、日中が高温すぎる、若しくは密植しすぎて良い花を確保できなかったことなどが考えられます。
株が旺盛に成長しすぎると、茎葉の形成にその養分が消費されるのであまり良くありません。
3粒莢率を高め、実を太らせるためには、開花前に十分根が張っていることが必要です。
また、水分管理も大事で、開花以前の潅水は分枝、節数を増やし、開花着莢期の潅水は落花、落莢を防ぐために必要になります。

エンドウの耐寒性は本葉が2~3枚のころ最も強くなります。株が大きくなるに従って耐寒性が弱くなります。強い寒さにあうと生育障害を受けやすくなりますので、地域に適したタネまき時期の設定が重要です。

積雪がある所では雪腐れといって株を腐らせてしまう恐れがありますので、秋まきはお勧めできません。エンドウの性質としましては、本葉2~3枚ごろが最も耐寒性が強く、氷点下7~8℃でも越冬はできます。ただ、積雪がありますと株が腐ってくる可能性があります。3月の春まきでは発芽適温は 15~20℃となり、生育適温が12~18℃、莢肥大は14~18℃となります。5℃以下になりますと花数が減少し、28℃以上では生育が衰えます。そのため収穫期が短くなってしまうことになります。

エンドウは肥料が効きすぎると過繁茂となり、花つきや実つきが悪くなります。元肥は10aあたりチッソ5~8kg、リンサン12~17kg、カリ10~15kgを目安に行います。追肥は、収穫期間の長い莢エンドウでは、土寄せの頃、開花期、収穫始めの頃に、それぞれ1回ずつ行い、実エンドウ、スナップエンドウでは、着莢肥大期に1回、草勢をみながら行います。追肥はチッソ成分で10aあたり3kg程度を目安に行いましょう。

露地栽培の場合、4月下旬~6月上旬頃までが播種時期となっており、遅霜の心配がなくなった頃が播種時期になります。
施肥は、10a当たり窒素10kg、リン酸及びカリ15kg外を目安とします。前作が多肥であったり、あるいは肥沃な土壌では窒素を控えるようにします。
ナタマメは熱帯原産のため、高温を好み、生育には25℃前後の気温が好ましく、通常の収穫は8月上旬頃からとなります。

莢の表面に小突起ができるのはイボ果と言い、発生の程度には品種間差がありますが、主な原因は、過湿、乾燥、草勢の強弱、低温、少日照などの栽培条件からくるストレスとなります。また、傷の場合もあります。

収穫遅れが原因です。莢の長さが8~10cmくらいが適期となります。

「つるなしやっこ」の親づるは、株元から1mあたりで摘心します。摘心しなけれが親づるはそのまま伸びていきます。
初期には節間が短くつまっており、果実の肥大に必要な葉枚数を株元近くで早期に確保できるため、親づるを伸ばす必要が無く、つるが短くても栽培できる点が特色です。
また着果は10~13節くらいに2果連続で着けるのが良いでしょう。

カボチャの交配は日が昇り始めた頃から始めて、遅くとも10時までには済ませます。当日咲いた雄花の花弁を除去し、葯を雌花の柱頭になぞるように軽くふれさせます。
このとき、柱頭に花粉を均一に付着させること、強い力で柱頭に押し付けないことが大切です。

品種にもよりますが、だいたい交配後50日ほどで完熟となります。果梗部全体がコルク化したのを目安にしてください。

うどんこ病はやや乾燥した条件下で多く発生します。特に、夏季、高温乾燥時に多発しますが、根が傷み、植物が弱っているとかなりのダメージを受けます。
風通しを良くして健全に育てるようにします。発生したら適用のある薬剤で防除します。
また、花が咲いても実がならないのは、カボチャは雌花と雄花があります。
普通はそのままでも受粉しますが、肥料が多すぎたり、雨が多く肥料が効きすぎたりしますと、うまく受粉しません。
その場合、晴れた日の早朝、その日に咲いた雄花を取って、その日に咲いた雌花のメシベに花粉を付けて人工受粉を行います。
雨降りでなく、栄養状態が良すぎなければ、それで受粉して2~3日後には子房が大きくなって受粉が確認できます。

親ヅルの摘心は本葉4~5枚で行い、2本仕立てなら、株間60cmが標準ですが、90cmで3本仕立てでも大丈夫です。
畝幅はツルが伸びる距離として2mほど確保します。ツルがこの端まで伸びたら先端の生長点をつまむようにして摘心します。
葉枚数は25枚程度になるかと思われます。栽培時期や状況により多少差は生じます。

収穫は開花後4~5日ころとなります。収穫が遅れると果肉が固くなります。また、収穫遅れは上部の雌花の落花を引き起こす原因となりますので、適期収穫を心がけてください。

キュウリは多くの肥料、水を必要とする野菜です。肥料、水が不足しますと、果実に十分栄養を与えることができず、大きくなりません。特にプランターでの栽培ですと、肥料、水切れ等をすぐにおこしやすくなりますのでご注意ください。また、老化苗を定植したり、水分が多すぎて根腐れを起こした状態ですと、同様に栄養を吸収することができずに、実が肥大できないこともあります。苗の状態を見ながら、肥料、水を与え、適期の苗を定植されるように気をつけてください。

曲がり果の発生要因として考えられるのは、果実の下に障害物にあったり、日照の不足、土壌養分の過不足、根の活力低下等のことが考えられます。キュウリは非常に生育の早い野菜なので、多くの養分を必要とします。収穫最盛期には肥料不足にならないよう注意して、追肥を行ってください。

現在の交配種のキュウリは苦味がほとんど無いように改良されていますが、栽培中にストレスが加わった時、苦味がでることがあります。苦味の発生条件は、肥料過多、または極端な不足、日照不足、乾燥、低温などがあげられます。

尻太り果といいます。果実の先端部だけに種子ができて先端部の果肉組織のみが発達肥大した状態で、日照条件が悪化したときや根が痛み、樹が弱ったときに発生が多くみられます。
梅雨時期に曇天や雨の日が多いと発生が多くみられます。

大玉種では、子づる3本仕立ての1果どり、トンネル栽培では4本仕立ての2果どりが一般的です。小玉種は3本若しくは4本2果どり、トンネル栽培では4本仕立ての3果どりが主流です。なお、親づるが本葉6~7枚の頃に摘心し、揃いの良い子づるを必要な本数分選びます。

登熟日数は品種、栽培時期によって異なりますが、大玉ではトンネル栽培で45~50日くらいになります。外観からは、果実付近の巻きひげが枯れてくる、果実の肩が張り光沢が出てくる、果梗部のうぶ毛がなくなり黄色味を帯びてくる、花落ち部のへこみが深くなり弾力がでてくる等が目安となりますが、正確には試し割りをして、糖度を確かめることが必要です。交配日を記録して着果節に目印の棒を立てておくと分かりやすくなります。

スイートコーンには水が重要です。生育速度が早まる本葉8枚のころから、株の大きさに従い水の必要量が増えていきます。雄穂の出穂以降から収穫までの間が、最も水分が必要となります。開花期以降の乾燥は、穂の肥大不足や先端不稔を起こし、収穫後に粒がしなびてしまうこともありますので注意してください。

「おひさまコーン」の標準的な草丈は1.8mです。
ただし、草丈は栽培条件によっても異なります。
サラダなど生で食べても非常に果皮が柔らかく、甘くておいしいという評価もいただいております。

地際から発生する分けつ枝は根量と葉面積が増し、倒伏防止の効果がありますので、取り除く必要はありません。除房は上から2番目の雌穂の絹糸が出始めたころ、2番目を除去し1株1穂にする方法です。除房により、1穂目が除房しない場合よりもある程度大きくなりますが、葉を傷つけることが多いため、省力の意味で行わないこともあります。(キャンベラ90では2穂目の収穫ができることがありますので、無除房栽培をお勧めします)

スイートコーンは一番上の穂が一番大きくなりますので、その穂だけを残して下部の実はすべて取り除きます。
2番目から下の穂を除去することで、1番上の穂に栄養分が集中して、穂がより大きくなります。

実がうまく入らないのは正常な受粉ができていないか、受粉がうまくいっていないと思われます。
茎の先端についた雄穂から花粉が落ち、受粉すると雌穂の絹糸が茶色くなります。
初期生育が十分だったか、絹糸(ヒゲ)と花粉の出る時期の気温、その後の水分管理などが実入りに影響します。
また、スイートコーンは病害虫が多く、防除対策が収穫を大きく左右します。
アワノメイガ、アワヨトウなどが発生しているかと思われますので、適用のある薬剤で防除してください。
薬剤は、使用が制限されているものも地域によってはございますので注意してください。

放任栽培も可能ですが、管理をしやすくするためには地這い栽培で子づる4本仕立てをお勧めします。株間は1m前後、畝幅は3~4mぐらいを確保します。親づる6枚程度で摘芯し子づる4本を伸ばします。株元の孫枝は込みすぎる場合が多いので早めに除去します。着果節位は15節以降にし、1つる2果を目標にします。収穫は肥大が止まった頃の開花から25~30日ぐらいになります。

黒あざ果です。果実の温度が低い状態のときに直射日光(紫外線)が当たると発生します。低温期でなくても、草勢が弱っている場合など、直射日光に当たると発生する場合があります。

果実の花落ち部分がへこんで、黒ずんで腐敗する症状はカルシウム欠乏(尻腐れ)と思われます。通常は土壌中のカルシウム成分自体が不足していることは少なく、根からカルシウムを吸収できない何らかの要因があったと考えられます。その要因とは根傷み、乾燥、肥料過多等が考えられます。カルシウムの不足は果皮の老化を招き、裂果等の要因にもなります。対策としては、適切な水管理、適切な肥培管理が必要です。
カルシウム液肥を葉面散布すると多少改善されます。

トマトが裂果する原因は、果実の表皮の弾力性がないのに内部からの膨圧が強すぎることによっておきます。高温時に水分が不足すると、表皮の硬化が進み、その後吸水や果実の生育が進むと裂果につながります。急激な水分変化を無くし、チッソ過多や過湿に気をつけてください。その他、低温期のハウス栽培では、低夜温で収穫直前まで果実へ養分が送られ続けると発生することがあります。こちらも、肥料、水分管理に注意をし、そしてハウス内の保温に努めることが必要です。

カリウムが不足していることが考えられます。この時期果実の肥大に多くのカリウムを必要とします。カリウムが果実の方に移行し、葉内のカリウムが不足して発生します。カリウムを含む液肥等で追肥をすることが必要です。葉先の枯れから灰色カビ病等が発生することがあります。

根からの水分吸収が悪い場合に発生しやすくなります。特にチッソ過多等で水揚げが悪くなった場合に起こりやすくなります。追肥を控え、灌水等の調節をする必要があります。

ナスの奇形果は花芽分化期に低温であったり、肥料や灌水が多かったりして、成長点付近の養分が高まり発生することがあります。温度管理と肥培管理に気をつけてください。

果実の肥大最盛期に水分が不足すると、つやが消えたようになります。このような果実は「ボケなす」とも呼ばれ、皮が硬く、食味もすぐれないことが多いので、水分管理に気をつけてください。

ニガウリは熟してくると橙黄色となります。収穫は低温期で交配後35日、高温期で12日頃となります。果皮に艶が現れる頃になると、種子を包む種衣と呼ばれる仮種皮が赤くなりますので、艶が出る前の若どりを心がけてください。赤い種衣は甘く食べられます。

低温期に開花した花は花粉の活性が低かったり、うまく受粉しなかったりして、実がつかないことがあります。また、定植後、老化苗や活着不良などの要因で初期成育が良くない場合、受粉がうまくいっても実を太らす養分を根から供給できず、肥大が不足することがあります。その他、枝整理が不十分だと葉に当たる光線量が不足し、十分な栄養を作りだすことができなく、その結果花が落ちることもあります。

まだ完熟していないからです。ピーマンは完熟していくと色が変わっていきます。品種によっても異なりますが、果皮が緑のうちに収穫する通常のピーマンでは、収穫は開花から20~30日ころが適期となりますが、完熟させてから収穫するカラーピーマンは開花後40~70日と、かなり長くなります。

草勢が強い場合は成長点付近の葉や茎がしっかりしており、節間の長さが長くなり(10cm前後)、開花位置も成長点から遠く、雌しべが雄しべより長くなります(長花柱花)。逆に草勢が弱い場合は葉が小さく弱々しく、節間の長さが短くなり(3cm前後)雌しべが雄しべより短くなります(短花柱花)。収穫最盛期以降は草勢が弱まりやすいので、十分注意して、枝の整理や追肥などで草勢を維持してください。

マクワウリ「金太郎」の収穫時期の目安につきましては、受粉してから30~35日で収穫するのが一般的です。
完熟して、うすい黄色からオレンジがかった黄色に色が濃くなってくれば収穫いただいて結構です。少し完熟気味の方がおいしく召し上がっていただけるのではないかと思います。

着果節位は11~15節が基本です。低節位の着果は小玉で扁平になりやすく、高節位の着果は大玉になりますが、糖度が上がりにくく長玉の傾向になります。

熟期は品種、作型によって異なりますが、着果枝の葉枯れや果硬部へのネットあがり、花痕部のひび割れなどを参考にします。ただし外観だけでは確実な判断はできませんので、必ず試しわりをして、糖度や肉質の確認を行ってください。交配日を記録して着果節に目印の棒を立てておくと分かりやすくなります。

インゲンもエダマメも、あまり連作を好みません。
良質の堆肥などを施用すると軽減されるともいわれていますが、それぞれの栽培環境や条件が異なりますので連作できるとはいえません。
やはり豆類は連作せず、6~7年間隔を空けて栽培されることをお勧めします。