【オリーブの栽培ポイント】
オリーブは暖かく雨の少ない気候と、日当たりと水はけのよい所を好み、酸性土壌を嫌います。鉢植えにすることで、生育環境も調整でき、あまり大きくせずに楽しめます。苗木を植える時の鉢は最初から大きな鉢に植えないで徐々に大きな鉢へと植え替えする方が後の生長がよくなります。苗木の大きさにもよりますが、1年生の苗なら6号鉢程度、2年生の苗なら8号鉢程度、3年生以上や実つきの苗木（開花株）では10号鉢以上にします。鉢植え用土は、赤玉土６：腐葉土２：山砂２に少量の苦土石灰を混入したものがよいでしょう。若木の間は毎年植え替え鉢増しをしてやります。果実の収穫を目指すなら15号以上の鉢が望ましいです。植え付けの時、伸びすぎた枝や懐枝等を切りとって支柱を添えて植え込みます。植え替え時期は春の３～４月が適期ですが秋の９～10月も可能です。
オリーブは自分の花では受粉しない自家不結実性の品種も多くあるので、受粉樹として別の品種を植えるようにします。1本で実をつける品種もありますが、これらも受粉樹を植えた方が安定した結実が望めます。