カンパニュラの仲間は北半球の西アジアからヨーロッパにかけて分布し、ヨーロッパでは古くから重要な園芸植物として栽培されてきました。 ヨーロッパでは夏の冷涼さと乾燥気味な気候から多くの種が栽培されていますが、夏季に高温多湿な日本では、地域によっては栽培可能な品種を選ぶ必要があります。 しかし、夏季の蒸れに強い品種や、丈夫に改良された園芸品種を選べば、ご家庭の庭でも十分に育てることができます。カンパニュラの魅力は、何といっても冷涼感のある姿。 草丈がある品種はボーダー花壇の中段あたりに植え込むと、初夏の花壇を爽やかに彩る花として活躍します。 またコンパクトな品種なら、鉢植えにしてテラスやベランダで楽しむこともできます。 昔から切り花としても人気で、多様な楽しみ方ができるのもカンパニュラの大きな魅力といえます。