ラッカセイは南米原産で、コロンブスによるアメリカ大陸の発見を機に世界に広まった野菜の1つです。エネルギー量は100gで562Kcalと、米(精白米)をはるかにしのぐ高カロリー。高たんぱくで、オレイン酸やビタミンB群も豊富です。日本には江戸時代に中国を経由して入ってきたので、積み出し港の地名をとってナンキンマメと呼ぶこともあります。 ラッカセイのマメのでき方は、とてもユニークです。受精後、花のつけ根にある子房柄という部分が長く伸びて地中に潜り込み、先端がふくらんで莢ができます。この様子から「落花生」という名前がつきました。沖縄では「地豆」と書いてジーマミといいますが、これもマメの育ち方からついた名前です。