朝顔
名前はアサガオだがヒルガオ科の一種で垣根や行灯仕立て、グリーンカーテンにとあらゆる用途に使えわれてます。日本で古くから親しまれ、夏の涼をめでる人気の草花。つる性でグリーンカーテンでも人気です。播種期:4~6月で発芽温度:25℃と温かい時期に栽培されます。朝顔の品種
品種は様々で涼しげな緑のカーテンに最適な大輪咲、夏を代表する平安の輝、日本の夏を涼やかに彩るヘブンリーブルー、星咲き朝顔の曜白などがあります。【アサガオの栽培ポイント】
アサガオの花がつかないというお問合せをいただくことがあります。アサガオの花がつかない理由として最も多いのは、外灯の明かりによるものです。アサガオは夏の花ですが、実は短日性植物で、一定以上の夜の時間の長さが続くことにより花芽ができるのです。この夜の時間の長さを限界暗期といいますが、これより暗い時間が短いと花はつきません。そのため一晩中外灯の光が当たる場所や、部屋の明かりが遅くまで漏れるような場所に置いておくと、花をつけずに葉ばかりが茂るようになります。アサガオに限らず植物の種類により時間の違いはあるものの、コスモスなど短日性植物に共通の現象です。そのため、鉢やプランター栽培なら、照明の当たらない場所へ移動すれば花をつけるようになります。
また、アサガオでも品種により早咲きや遅咲きの差があり、特に西洋系で丸葉のアサガオ‘ヘブンリーブルー’は短日の性質が強く、5月ごろに花をつけた後、夏は葉ばかりになり、9月に入ってから多数の花をつけ始め、秋遅くまで咲き続けます。
これ以外に花のつかない理由として、チッソ肥料のやり過ぎが考えられます。この場合は、チッソ入りの肥料を止め、リン酸肥料を与えると、やがて花をつけるようになります。