タキイネット通販TOP > 野菜・イモの苗一覧 > キャベツ一覧

キャベツ

|1|

日本国内で栽培されるキャベツは、「良質系」と「寒玉系」の2タイプが9割以上を占めています。 良質系は甲高な形状で、照りのある鮮緑の葉色が特長です。水分を多く含み、やわらかい肉質のため、ジューシーな食感で生食に特に適しています。 寒玉系は扁平な形状で、水分が少なく、味が濃く、葉質がかたいことが特長です。炒め物やお好み焼き、煮物などの加熱調理に適しています。



【キャベツの育て方のポイント】

・結球のポイント
 キャベツは低温期野菜で生育適温は15~20℃、結球適温は13~20℃です。比較的気温の高いうちにタネをまき、初期生育を順調に進ませ、旺盛に大きく生育した葉が20 枚前後になってから、結球してくるようになります。
 そこで、適期にタネをまき順調に育苗した苗をスムーズに活着させ、若苗を定植することが重要です。植え傷みを起こさせないことも、結球時期に関係してきます。育苗中に水分や肥料の過不足がなく、また徒長させることのないように苗を育てます。結球しないという場合には、たいてい苗の生育不良か定植時の植え傷みによるもので、初期生育が順調に進んでいないことが多いようです。
 旺盛に生育している葉が前述のように一定の葉数になると、中心の葉が立ち上がって結球体勢に入ります。立ち上がった葉より後に出てくる葉は、幅が広い結球葉になっています。この後に出てくる葉は周りの葉に囲まれ、一層先端が内側に巻き込み、球が締まってきます。そこでこの時期以降、肥料不足や水分不足を起こさせないことが重要です。定植後、結球体勢を取り球が充実するまで、速効性の化成肥料の追肥が欠かせません。さらにこの時期に結球適温より気温が低すぎないことも必要です。「秋のタネまきは、1日の遅れが収穫の1週間遅れ」になるといわれるように、タネまきの時期とその後の初期生育を順調に進ませられるかどうかが、結球開始と球の肥大に影響してきます。