ヒッペアストラムについて
ヒッペアストラムとはアマリリスの正式な学名です。ヒッペアストラムはプラスチックのポットにあらかじめ植え付けられた状態のものや、見事に開花した鉢物として、冬場によく出回ります。ヒッペアストラムの品種
主なヒッペアストラムの品種として、黄色をベースにオレンジとピンクが混ざった花色が魅力の中型種の「マラケシュ」、草丈が高く丈夫な白花種。露地栽培向きの「スワンレイク」、丈夫で花数の多い品種で露地栽培も可能な「バレンチノ」があります。【アマリリスの育て方のポイント】
アマリリスの花が咲かず、蕾のまま枯れてしまったというお声をいただくことがあります。原因として最も考えられるのが根腐れです。水をやりすぎたり、水はけの悪い土で過湿状態で栽培すると、根が呼吸できず根腐れを起こします。さらに悪化してしまい、球根そのものが腐っていることも考えられます。それでは、これらの対策について考えてみましょう。① 鉢植え用土:水はけがよく、通気性に富み、適度に水もちのよい用土が適しています。市販されている草花用の培養土を使うのが最も簡単です。また、水はけを促進するために、鉢底にはゴロ土を敷くこともお忘れなく。
② 植え付け:深植えを嫌うので、浅植えにします。球根の上部3分の1~2分の1程度が土から出るように植え付けます。植え付けの前日に水をやり、用土を十分に湿らせておきましょう。植え付け後10日くらいは、水やりをしないことが根腐れを防ぐポイントです。
③ 水やり:過湿に弱いので、水のやりすぎは禁物です。水を与える時は地表から出ている球根に水がかからないように注意し、周りから与えましょう。球根のシワに水がたまると腐る原因になります。