【プルーンの栽培ポイント】
１年生の苗木を10月末～12月中旬の間に植え付けて、初年度はひたすら枝作りをします。植え付け後に発生した新梢のうち、比較的生育のバランスが取れた３本を残し、それ以外の枝は６月下旬ごろまでに切除します。また、この時期に新梢が50㎝以上生育していれば、それぞれを適当な角度で支柱に誘引し、枝の先端から３分の１ほどの長さで摘芯します。これを行うことで各枝から３本ずつ分枝させ、樹高を低くコンパクトに仕立てることができます。
また、プルーンはスモモと同じく、２年目の枝に花芽がつき開花・結実するので、順調に生育すれば、植え付け後３年目には結実が期待できます。
プルーンは収穫前に雨に当たると、裂果や灰星病の発生が多くなりますので、結実を始める年になったら、収穫前には軒先などの雨の当たらないところに鉢ごと移動しましょう。８月中に収穫できる品種であれば、ほとんど雨の心配はありませんが、９月に収穫を迎えるものの場合は特に注意が必要です。
完熟果実の収穫目安は、果柄の付け根あたりにしわが寄るころです。濃厚な味わいが楽しめます。