プランター菜園で野菜づくり
ダイコンの根にはビタミンCが多く、栄養素として鉄分や食物繊維も含んでいます。ダイコンおろしにして生食することが多いのは、ダイコンが熱に弱い消化酵素のジアスターゼ(アミラーゼ)を含むためで、胃腸にやさしい野菜だといえます。栄養上、注目すべきはダイコンの葉で、カロテン、ビタミンB・C・D・Eをそれぞれ多量に含み、たんぱく質も多いことから、最近では、葉を収穫対象とする品種も登場しています。
生育適温は17〜20℃と、冷涼な気候を好みます。ただし、10℃以下の低温では花芽分化が起こり、根の肥大が妨げられるので、タネまきの時期が大切となります。また、同時に季節にあった品種を選ぶこともポイントです。
【1.タネまきの適期と方法】
ダイコンは代表的な直根類ですから、直まきのみとします。移植するとまた根になってしまうので、注意が必要です。花芽分化との関係から、ダイコンのタネまき時期は重要で、秋まきでは8月末〜9月中旬が適期です。
【2.コンテナなどの準備】
短形種を作る場合でも、コンテナは25L以上の大型で、深さも30cmくらいあるものを使用します。また、コンテナの底に敷く軽石、市販の培養土、移植ゴテなどを準備します。

【3.タネまき】
短形種の場合、15〜20cm間隔で4粒ずつまきます。標準的な品種では、株間を30cmとります(第1図)

【4.水やり】
発芽するまでは乾かさないように注意します。発芽後は、土が乾いたらたっぷりと水やりします。
【5.間引き・追肥・土寄せ】
本葉1〜2枚のころまでに、生育のよいものを残して3本に間引きます。間引いた後は株元に軽く土を寄せ、グラグラしないようにしましょう。本葉3〜4枚の時2本に、本葉5〜6枚の時1本立ちにします。間引いたものは、間引き菜として利用できます。2回目の間引きからは、間引き後に土1L当たり1gの化成肥料を施し、根元に土寄せを行います。1本立ちにした2週間後にも、同様に行います(第2図〜第5図)。




【6.病害虫】
秋まきでは、害虫が多発するので注意します。アオムシ、コナガ、ヨトウムシにはトアロー水和剤CTなどのBT剤を、アブラムシにはオレート液剤を散布して防除します。農薬を使用したくない場合は、寒冷紗(かんれいしゃ)によるトンネル被覆を行い、害虫の侵入を物理的に抑えます。
【7.収穫】
短形種では、根の太さが6cmくらいになってきたら収穫ができます(第6図)。品種にもよりますが、目安として早い品種で55〜65日、遅い品種で70〜80日くらいです。収穫が遅れるとス入りや裂根が発生しやすくなるので、適期の収穫を心掛けます。









