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クレマチス特集

クレマチス特集 つる性植物の女王ともいわれるクレマチスを大特集!

植え付けから剪定方法まで詳しく解説!クレマチスの栽培ポイント

苗の植え付け時期

入手した苗(小苗)は1年間は、鉢で栽培してから本格的にクレマチス栽培を楽しみます。中苗(12cmポット)以上であれば、根も十分広がっているので花数は少ないものの、庭や鉢でも楽しめます。品種の特性が出てくるのは植え付けの翌年以降からです(このチラシでご紹介しているものはすべて12cmポット以上の苗です)。
 苗木の植え付け時期は、晩秋〜春ですが、秋口の植え付けは、根の活動後期で、植え付け後でも根が生長するので、株が充実してしっかりと活着します。春の植え付けは、落葉期であれば株の芽の状態を確認しながら行えます。秋口に購入して春から花を楽しむことをおすすめします。



植え付け

根をいじられるのを嫌がるので、ていねいに取り扱い、植えつけます。
植え付け後はたっぷりと水を与えます。
クレマチスの根は乾燥に弱いので、土を湿らせて作業するか、手早く作業するようにします。
葉を一日でも長く青々とさせておくことが株を充実させるコツです。
秋口は花芽形成の時期でもあるので、リン酸分の高い液肥を月2〜3回与えます。


休眠期の管理

 寒さに強いので防寒の必要はありませんが、霜柱で根が持ち上げられないように、マルチングをしておくことはよいことです。1月〜2月上旬ごろに株元より少し離して有機質系の寒肥を施しておくと、ゆっくりと芽出しのころから効いてきます。水は土の表面が乾いて数日経過してから与えます。

芽出しから開花まで

 前年に伸びた枝の生育状況で、旧枝咲き、新旧枝咲きは開花が決まってしまいます。新枝咲きは伸びながら花芽を形成するので、芽が動きだしてからは、しっかりと緩効性化成肥料を置き肥し液肥を与え、がっちりとした新芽を伸ばすようにします。いちばん伸びる時期は水切れにも注意します。
そのほか、春先からのつるの誘引はまめに行い、クモの巣状に絡み合わないように注意します。病虫害も早期発見を心掛けます。

剪定ポイント

新旧枝咲きの場合四季咲き性が強い。開花は年に2〜3回。

新枝咲きの場合伸長中であっても、全体の花が7〜8割終了したら地際1〜3節で剪定する。

旧枝咲きの場合花後できれば花が散る前に、花首か花首より1節下を弱剪定。その後伸びたつるは剪定せず大切に育てていきます。来年はその伸びたつるの節々に花を咲かせます。

金子 明人(かねこ あきひと)金子 明人(かねこ あきひと)

園芸研究家 日本クレマチス協会理事。実際園芸をポリシーとして、日本の気候風土にあった
植物の試作研究をしている。

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