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チドリソウ特集

チドリソウ特集

清楚な花が穂状に咲く純白の品種が誕生しました

カンヌ ホワイト 今回ご紹介する「カンヌ ホワイト」も、八重から半八重の花を穂状に咲かせることが特徴です。細身でスラリと伸びる純白の花穂は、繊細な葉とともに暑くなり始める季節に清涼感を与えてくれます。見栄えのするボリュームをもちつつも、派手すぎず清楚な印象の品種です。高さを生かした花壇の主役としてはもちろん、単品での花束としての利用や、他の花と組み合わせたフラワーアレンジでの引き立て役まで幅広くこなせるアイテムとして、これから来春にかけてのガーデニングにぜひ取り入れていただきたい品種です。病気に強く育てやすい点もおすすめです。
 また既存の「カンヌ」シリーズも併せてお使いいただくことで、彩り豊かなアレンジメントや花壇の演出が楽しめます。

栽培のポイント

タネまき

チドリソウはタネから育てるのが一般的です。発芽適温は15〜20℃で、秋の深まった10月〜11月上旬がまき時になります。北海道などの冷涼地で越冬が困難な地域では、2〜3月に行うとよいでしょう。
「タキイたねまき培土」など市販の清潔な培土を使用し、128〜200穴程度のセルトレイに1〜2粒ずつタネをまきます。覆土はタネがしっかり隠れる5mm程度が適当です。適温下ならばタネまきから10〜15日ほどで発芽しますが、その間は乾かさないように十分注意します。

定植

タネまきから30〜40日後、本葉が3〜4枚になったら定植適期です。日当たりと排水のよい場所を選んで定植しましょう。株間は15〜20cmが標準です。定植直後はたっぷりと水を与えますが、根付いたら徐々に水は控え、乾かしぎみに管理します。

定植後の管理

霜が降りて氷点下が続くような場合は、ビニールトンネルを張るなど寒さをしのぐ工夫を施してください。2月下旬〜3月に入り気温が上昇してくると、次第に茎が伸びてきます。草丈が30〜40cmほどになったら支柱を立てて誘引します。株数が多い場合は20cm目程度のフラワーネットを利用しましょう。順調に育てば、開花期には草丈が120〜150cm程度になります。

ピンチ栽培について

1株から何本もの切り花をとりたい場合や花壇でやや草丈低めに仕立てたい場合は、ピンチ栽培がおすすめです。株間を30〜40cmと広めにとり、草丈が10cm程度になった時点で本葉を10枚ほど残して芯をピンチします。その後わき枝が伸びてくるので、強い枝を6〜8本残すように整理します。こうすることで80〜100cm程度の草丈で1株に多くの花穂を咲かせることができます。

品種特性

1八重から半八重咲きの穂咲き大輪種

花穂がよく伸び、見栄えのする花形で、チドリソウで最も人気のあるタイプです。茎質は細身であってもかたく、切り花に好適です。

2 使いやすい純白色

クリアなホワイトで、洋風、和風を問わず他の植物とよく調和します。アイディア次第で花壇用や切り花アレンジにも幅広くお使いいただけます。白一色で統一したホワイトガーデンにもおすすめです。

3 丈夫で育てやすい

従来のチドリソウの弱点であった、うどんこ病や立枯れ病にかかりにくく、栽培期間を通して揃いよく生育するのでとても作りやすい品種です。

チドリソウ「カンヌ」シリーズデータ
カンヌ ホワイト   カンヌ - クリスタルピンク   カンヌ - ブルーピコティ
カンヌ ホワイト   カンヌ - クリスタルピンク   カンヌ - ブルーピコティ
純白で、さわやかな印象の花色。   やわらかい淡ピンク色で、特に人気のある花色。   白地に紫色の覆輪が入る2色咲き。
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タキイ種苗 小山 瞬