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今からスタートできる 葉根菜の作り方

今からスタートできる 葉根菜の作り方今からスタートできる 葉根菜の作り方

寒さが厳しくなってくるこの季節。野菜作りは難しいと思われがちですが、今からスタートできる野菜もあります。今回は、一つの畝で複数の野菜を育てる三つの菜園プランをご紹介します。
資材を使った防寒対策もあわせて参考にしてください。

今回紹介する菜園プランのポイント
  • 一つの畝(幅約60×長さ約120p)に複数の野菜を混植
  • マルチングとポリフィルムのトンネルで防
  • メインの野菜が育つ間に、サブの野菜を収穫

一つの畝で複数の野菜を混植 春までたっぷり収穫を楽しめる!

空間を有効利用するフクダ流「混植」とは?

フクダ流野菜作りの特徴として「混植」があります。混植のメリットは、ずばり空間を有効利用できること。これは、貸し農園の限られたスペース内で、たくさんの野菜を収穫することを目指し、試行錯誤を繰り返してきた私なりの工夫です。少し窮屈そうに思えますが、組みあわせを工夫すればたくさんの野菜が収穫できます。

今回紹介する三つの菜園プランのポイント

まずはメインとなる野菜を決め、そこへサブの野菜を混植します。ここでいうメインの野菜は、混植の最後に収穫する野菜のこと。メインの野菜が育つまでの時期を利用して、あいたスペースにサブの野菜を混植します。今回はダイコン、ニンジン、キャベツをメインにした三つの組みあわせプランをご紹介します。気温が低い時期の栽培は防寒対策が必要となりますが、病害虫の被害が比較的少ないので作りやすいうえ、メイン野菜の収穫を待つ間、次々と違う野菜が収穫できるので、ぜひチャレンジしてみてください。

気温が低い時期の栽培は防寒対策を忘れずに!

気温が下がり始めるとタネをまいても発芽しにくく、特にアブラナ科野菜は寒さで花芽分化するので防寒対策が必須です。主な対策としては、次の二つがあります。
@地温を上げるポリマルチを張る
A畝全体を穴あきポリフィルムでトンネルがけする

少々手間は掛かりますが、この二つの対策が絶大な効果をもたらします。

木枠に支柱とポリフィルムをセットした、自作の簡易トンネル。取り外ししやすいので、栽培管理がラク。穴があいていないポリフィルムは、自分で穴をあけてもよい。

木枠に支柱とポリフィルムをセットした、自作の簡易トンネル。取り外ししやすいので、栽培管理がラク。穴があいていないポリフィルムは、自分で穴をあけてもよい。

畝全体をマルチングとトンネルで保温。マルチの色は、雑草予防効果の高い黒か銀、グリーンがおすすめ。

畝全体をマルチングとトンネルで保温。マルチの色は、雑草予防効果の高い黒か銀、グリーンがおすすめ。

ダイコン+葉物野菜

ダイコン 栽培スケジュール

春どりダイコンと好みの葉物野菜を堪能

メインの野菜は春ダイコン。品種はトウ立ちしにくい晩抽性の「初神楽」などがおすすめです。ダイコンは、タネをまいてもすぐには葉が大きくならず、根も太りません。そこですき間を利用して、コマツナ、ミズナ、ホウレンソウなどの短期間でできる野菜を栽培します。これらの葉物野菜は、ダイコンの葉が大きく伸び始めるころに収穫します。その後、あいた空間でダイコンが生長するので、根が太ったものから順次収穫します。

プラン図 春ダイコンと葉物野菜の混植

プラン図 春ダイコンと葉物野菜の混植
「初神楽」

栽培方法

(1)畝立て、マルチ張り

栽培スペースに1u当たり完熟堆肥3〜5s、ボカシ肥料300g、草木灰一握りをまく。表土と混ぜあわせてよく耕し、畝を立て、ポリマルチを張る。

(2)タネまき

ダイコンは条間約40p、株間約25pの間隔をとってマルチに穴を開け、1穴につき3粒ずつタネをまく。中央のスペースに約15p間隔でまき穴をあけ、コマツナ(ミズナ、ホウレンソウでもよい)のタネを1穴につき4〜5粒まく。1pほど覆土して軽く押さえ、穴あきのポリフィルムをトンネルがけする。

(3)間引き

葉物野菜は間引かずに収穫まで生育させる。ダイコンは1〜2回間引き、1本立ちにする。

トンネル内で育つダイコン(両端)とコマツナ(中央)。

トンネル内で育つダイコン(両端)とコマツナ(中央)。

(4)収穫

2〜3月、葉物野菜は大きく育ったものから収穫する(このころ、生育が悪ければ液体肥料を与える)。ダイコンは4月ごろ、太ったものから順次引き抜いて収穫する。

春になり、根が太って地上にせり出す青首ダイコン。

春になり、根が太って地上にせり出す青首ダイコン。

2〜3月、中央のコマツナの収穫が始まる。

2〜3月、中央のコマツナの収穫が始まる。

ニンジン+小カブ、ハツカダイコン、シュンギク

ニンジン 栽培スケジュール

春どりのニンジンと色とりどりの野菜を組みあわせ

このプランのメイン野菜はニンジンです。品種は、幅広い作型に対応する「向陽二号」などを選び、畝の両端の列にタネをまきます。サブの野菜として、中央の列にシュンギクを栽培。シュンギクは少しずつ収穫しながら長期間楽しめるのが魅力です。その間の列で栽培するのは、ハツカダイコンと小カブ。まずはハツカダイコン、次に小カブを収穫し、シュンギクの摘みとり収穫が始まります。春先には、ニンジンが収穫適期となります。

プラン図 ニンジン・小カブ・ハツカダイコン・シュンギクの混植

プラン図 ニンジン・小カブ・ハツカダイコン・シュンギクの混植
「向陽二号」

栽培方法

(1)畝立て、マルチ張り

栽培スペースに1u当たり完熟堆肥3〜5s、ボカシ肥料300g、草木灰一握りをまく。表土と混ぜあわせてよく耕し、畝を立て、ポリマルチ(約15p間隔で5列に穴のあいたタイプ)を張る。

(2)タネまき

ニンジンは、外側の2列に1穴につき3粒ずつ、中央の列にシュンギクを4〜5粒ずつまく。ニンジンとシュンギクの間に、小カブを3〜4粒、ハツカダイコンを穴のまわりに沿って3粒ずつまく。タネまき後、穴あきのポリフィルムでトンネルがけする。

(3)間引き

最初に小カブ、次にシュンギクを1穴1本に間引く。ニンジンは2月ごろ、葉が10pぐらいに伸びてから1本に間引く。ハツカダイコンは間引かずに育てる。

ニンジンは、草丈が10p程度に伸びたら、1本立ちにする。

ニンジンは、草丈が10p程度に伸びたら、1本立ちにする。

(4)収穫

年明け後、ハツカダイコンを収穫する。小カブは根が太ったものから順次収穫する。シュンギクは最初に主茎を地際から5〜6pの所で切って収穫し、その後は側枝を伸ばしながら花が咲くまで収穫を続ける。ニンジンは春の彼岸を過ぎるころから急に生長するので、このころ様子を見ながら液体肥料を与えるとよい。4月下旬〜5月、太ったものから順次収穫する。5月に入ったらトンネルを外す。

ハツカダイコンは年明け後、一番最初に収穫できる。

ハツカダイコンは年明け後、一番最初に収穫できる。

収穫した小カブ。

収穫した小カブ。

主茎を切りとったシュンギク。その後は伸びてくるわき芽を収穫する。

主茎を切りとったシュンギク。その後は伸びてくるわき芽を収穫する。

キャベツ+ミニレタス

キャベツ 栽培スケジュール

ふんわりと葉が巻いた春どりの野菜を楽しむ

10月まきのキャベツがメインとなるプランです。品種は抽苔しにくい初夏どりの「YR春空」などを選ぶのがポイント。サブの野菜として、レタスを栽培します。キャベツはすぐには大きくならないので、あいている空間でレタスを生育します。どちらも直まきでなく、育苗してから植え付けます。育苗はポットか地床育苗のどちらでもかまいません。ミニレタスは半結球タイプの「マノア」がおいしく、つくりやすいのでおすすめです。

プラン図 キャベツとミニレタスの混植

プラン図 キャベツとミニレタスの混植
「YR春空」

栽培方法

(1)畝立て、マルチ張り

栽培スペースに1u当たり完熟堆肥3〜5s、ボカシ肥料300g、草木灰一握りをまく。表土と混ぜあわせてよく耕し、畝を立て、ポリマルチを張る。マルチフィルムは穴なしタイプを張る。

(2)植え付け、防寒

キャベツは条間を約40pとって株間約35pでマルチに穴をあけ、植え付ける。ミニレタスは中央に株間約20pで1列にして、マルチに穴をあけ、植え付ける。植え付け後は穴あきのポリフィルムをトンネルがけする。

(3)追肥

キャベツは春まで大きな生育はなく、ゆっくり育つ。2月ごろから、液体肥料を与えて生育を促す。

(4)収穫

ミニレタスは最終的には3〜4月、半結球状態で収穫するが、2月ごろより外葉から順次、かきとり収穫をしてもよい。ミニレタスの収穫後、キャベツの葉が大きく広がって伸びる。結球したら収穫する。4月ごろ、トンネルを外す。

キャベツの収穫。地際から包丁で切りとる。

キャベツの収穫。地際から包丁で切りとる。

半結球タイプのミニレタス「マノア」。葉がふんわりとして美味。

半結球タイプのミニレタス「マノア」。葉がふんわりとして美味。

キャベツとミニレタスを混植した畝。防寒のトンネルを外した後、害虫の侵入を防ぐ防虫ネットを張ってもよい。

キャベツとミニレタスを混植した畝。防寒のトンネルを外した後、害虫の侵入を防ぐ防虫ネットを張ってもよい。

福田 俊 (ふくだ とし)

福田 俊 (ふくだ とし)

東京農工大学卒。種苗会社を定年退職後、現在は東京農業大学グリーンアカデミーで専科野菜コース講師。ブルーベリーと野菜の無農薬無化学肥料栽培を楽しみ、日本農業新聞で毎週「おまかせ菜園フクダ流」を連載中。