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アジサイの美しき世界

古くから親しまれ、常に新しい魅力を放つアジサイの美しき世界
梅雨の庭にひときわ鮮やかな色を放つアジサイ。
その風情ある姿に心ひかれると同時に落ち着きも感じるのは、多くのアジサイが日本原産で、親しみやすいからでしょうか。
最近では育ててみたい品種も豊富に揃い、さらに魅力を増したアジサイの世界をご紹介します。

アジサイの品種についてはこちらから

アジサイの栽培管理

栽培環境

梅雨時に咲くためか、アジサイは日陰や水を好むイメージがありますが、基本は日当たりのよい場所、または半日陰の湿潤な土壌を好みます。湿潤といっても、常に湿っている土地は避けてください。また、日当たりがよすぎると葉焼けすることもあり、特にヤマアジサイは山地系なのでその傾向があります。ガクアジサイは日当たりそのものでの葉焼けはありませんが、夏場の乾燥により水分が足りなくなり、葉焼けや枯死につながることがあります。アジサイ全般にいえることですが、日当たりが悪すぎると花つきが悪くなり、小苗では枯死することが多くなります。カシワバアジサイは乾燥を好むので植え付け場所に注意が必要です。

用土について

地植えでは「水はけがよいこと」を十分に心掛け、前述の通り、常に湿った場所は避けてください。掘った土に腐葉土を適量混合して植えますが、水はけが悪い場所では育たないので、必ず水はけをよくしてから植えてください。
鉢植えの場合は、基本は赤玉土小粒と腐葉土を7:3くらいの割合で混合したものがよく、市販の培養土を腐葉土の代わりに使うとよい生育につながります。なお、花色をより忠実に出したい場合は下の表のように配合するとよいでしょう。
また、アジサイは土中のpHによって花色が変化するので、花色がピンクから紅色の品種はアルカリ性に、青の品種は酸性に土を調整します。「クレナイ」のような赤花の品種はpHでは花色は変わらず、日当たり具合で赤くなります。白花の品種もpHでは変わりませんが、花の終わりがけにpHによってピンク〜青が発現することがあります。

花色による用土と肥料

植え付け

ほとんどの苗はポット苗として出回っています。植え付け時期は落葉期が一番よく、新芽が出てかたまる4月中旬〜5月中旬は避けた方がよいでしょう。また、花後に剪定を兼ねて植え付けることもありますが、植え付け後の水やりに注意が必要です。どちらの場合もポットから苗を抜いて、鉢土を必ず一回り崩して植えてください。崩さずに植えると、根が回っているものほど、あとの生育がよくありません。植え付け後すぐに水を与えることが大切で、植え付けが夕方の場合でも、また冬場でも水やりは翌日に延ばさず、必ずすぐに行ってください。

水やり

地植えの場合は、適期に植えたものについては、植え付け直後以外はほとんど必要ありません。適期以外に植えたものは、雨が降らないようなら1週間に1度の割合で与えます。以降は夏場、乾燥するようなら3〜5日に1度、たっぷりと与えてください。
鉢植えの場合は表土が乾いたら与えます。気をつけたいのは雨が降った時です。雨に安心して水やりを怠ると、大きな葉に邪魔されて鉢の中に雨が入っておらず、土が乾いたままになっていることもあります。

施肥

12月下旬〜翌年2月上旬の寒肥は最も大切な肥料で、チッソ、リン酸、カリの3種混合の有機肥料を与えます。次いで花後のお礼肥を装飾花の花弁が裏返ったらやや少なめに与えます。アジサイは種類によって、花期が4月下旬〜9月上旬と異なり、花後といっても同時期ではないので気をつけてください。鉢植えの場合は施肥時期は同じですが、鉢で根域が制限されているため、地植えよりもやや少なめに2週間おきに2〜3回与えてください。

鉢植えは2年に1度必ず植え替えを!
アジサイは生育が早くすぐに根が鉢中に回ってしまうので、植え替えをしないと生育も花つきも悪くなってしまいます。入手できる苗は多くが2年生苗なので、入手した年にまず植え替えるのがおすすめです。置き場所は冬に寒風の当たらない所にします。冬の寒風はアジサイの上部の枝を枯らすので、枝先にしかつかない花芽が枯れてしまうので気をつけましょう。
注意する病虫害は?
アジサイは病虫害の心配があまりない花木ですが、ファイトプラズマという病原菌が原因で花が緑色になり、枯死したり、ほかの株にうつったりすることがあります。もし感染してしまったら焼却してください。これは20年ほど前に出てきた病気で、いまだにそれと知らずに園芸店などで置かれていることがあります。ただし緑花がすべて病気ではなく、緑花の品種もありますし、花の変化の過程で緑になることもあります。
害虫はコウモリガとキクイムシに注意が必要です。前者は幼虫がいわゆるテッポウムシで、幹の中に入り食害します。特に太くなる品種で要注意ですが、幹に入ったら木屑が出るので、それをどけて穴の中に殺虫剤を入れて穴を塞ぎます。後者は自然豊かな地域に見られますが、幹に入ると枝に細かい穴があき枝枯れを起こし、被害が広がると枯死することもあります。発生初期に数回殺虫剤を散布します。
上手な剪定を覚えよう!
花後すぐに枝の下の方の葉を何節か残して剪定します。花後というのは装飾花が裏返るタイミングです。この時、花のついていない枝を残せば、翌年はこの枝にかなりの確率で開花します。アジサイは10月に花芽分化が行われますので、花後なるべく早く剪定することが大切です。今年開花した枝や幹は、そのまま残すと翌年は花がつきません。剪定することにより、新しい枝が伸びて、その先端に花芽がつきます。
アジサイの管理でかなり多いのが、「樹を小さくしたい」という質問です。実は性質上これといった方法はありません。単純に小さくするのであれば、枝の節をいくつか残し、地上30cmほどで切ってしまえばよいのですが、これだとかなり大きな株でも、翌年の花は一つくらい咲けばよいほうです。花つきを考えて剪定するなら、花後すぐに枝の下の葉を最低1節は残して切るとよいのですが、例えば1.5mほどの株だと、剪定時には0.8mほどになりますが、その後に伸びるので翌年までにはほとんど同じ大きさになってしまいます。他の方法として、大株なら幹を3分の1ほど残して他をすべて切るとかなりさっぱりします。
花後の剪定
川原田 邦彦(かわらだ くにひこ)

川原田 邦彦(かわらだ くにひこ)

茨城県牛久市で大正6年創業の園芸店を運営。学芸員。(社)日本植木協会会員。自社の園内には1800種類5000品種の植物が見学できる『カワラダボタニカルガーデン』がある。「NHK趣味の園芸」にて執筆のほか、庭木・花木に関する著書多数。