セルトレイを使った育苗方法を紹介します。移植する時に苗が傷みにくく、少しでも早く花を楽しみたい場合に最適です。
パンジー、ビオラの種まきは、一般平暖地では9月中下旬ごろに行うのが適しています。この時期になると気温が下がるので、管理が比較的簡単になります。タネまきが初めてという方はこの時期に行うのがよいでしょう。ただし、この時期のタネまきになると、一部品種をのぞいて年内開花は望めません。年内から花を楽しみたい方は、8月中旬ごろまでにタネまきを行ってください。使用する土は「タキイたねまき培土」などの通気性のよい土が適しています。
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パンジー、ビオラは日光を好むので、花壇植え、コンテナ植えともに、日当たりのよい場所で楽しむようにします。コンテナ植えに用いる土は「タキイの園芸職人パンジー・ビオラ培養土」などの通気性・保水性・排水性のよい土を使うようにします。また、元肥が入っていない土を用いる場合は、マグァンプKなどを混ぜ込んでおきましょう。植え付ける前に、傷まない程度に軽く根をほぐした方が活着がよくなります。植え付け後は、鉢底から流れ出るまでたっぷり水を与えましょう。
定植後の管理で大切なのは、追肥・花がら摘み・切り戻しの3点です。
パンジー、ビオラは肥料食いの草花です。安定した状態で肥料が効き続けるように、元肥のほかに追肥を欠かさないことが大切です。追肥は速効性の固形肥料を定期的に少量ずつ与えるか、ごく薄い液肥を週2回程度の割合で与え続けるのがよい方法です。
咲き終わった花は花がらの基から除去します。これにより、花腐れ病の発生を防げます。また、種がつくことによる体力消耗も防げます。
草姿の乱れた株は刈り込むのが一番。一時、花のない期間を我慢すれば再びまとまりのある新鮮な状態で咲き出します。株元から3分の1〜2分の1の高さで思い切って切り戻しましょう。約3週間で花が見られるようになります。切り戻し直後は追肥をやや控え、新芽が動き始めたのを確認したら前述の追肥管理をします。
2009/7/31