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夏まきで育てるパンジー&ビオラ

夏まきで育てるパンジー&ビオラ

毎年、夏が近づくとわくわくします。
それはパンジーとビオラのタネまきの季節がやってくるから。夏まきにはコツもありますが、パンジー、ビオラたちとの夏の密なおつき合いは、タネまきガーデナーにとって、夏の風物詩といえます。

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夏まきのポイントは生育過程に適した環境を見つけること


タネをまくこと。それは草花たちの生長に自分が積極的にかかわることだと思います。小さな芽が出て、だんだん育ち、やがて花を咲かせる過程を一つひとつ見守るのが、タネから育てる一番の喜びです。
タネから育てると、その草花がどんな性質をしているのか、よくわかります。水はどのくらい必要か、肥料はどんなふうに与えたらいいか。何より、どんな風に葉を広げ育っていくのか、間近で観察できます。これが園芸上手な人の「緑の指」に近づく一歩になります。

しかし、その生育の過程があまりに長すぎると育てるのが大変です。そんな中パンジーとビオラなら、8月のうちにタネをまけば、2カ月ほどで1番花が見られます。花期も梅雨前までと長いので、苗を育てた成果もたっぷり味わえます。

とはいえ、夏まきにはそれなりにハードルもあります。8月の暑い季節にまくので、管理する場所をきちんと選ばないと、芽は徒長しやすく、まき床の水切れの心配もあります。夏まきの一番のポイントは、それぞれの生育ステージによって、育苗にあった場所を見つけること。これがクリアできれば、パンジー、ビオラの夏まきを成功の土台に乗せることができます。

ポイント1:いつタネをまく?
パンジー、ビオラのまきどきは、関東以西の温暖地では、8月上旬から9月いっぱいまで。8月に夏まきすれば、苗は暑い気候の中すくすく育ち、早ければ10月には花を楽しめます。もちろん、暑い時期に育てるので、徒長や水切れ、鉢上げ後に枯れるなどリスクもあります。もし夏に旅行で留守にするなら、帰ってからまくほうが無難です。初めての方は、少しの量を夏まきして、残りは秋まきするなど、時期をずらしてまくのもおすすめです。
ポイント2:タネまきの準備
タネを入手したら、まくまで冷蔵庫(冷蔵室)で保管します。夏に常温で置いておくと、発芽能力を失いやすくなります。そしてタネまき用具を揃えます。タネまき用土、用土を入れるトレイ、まき床(キリで底にたくさん穴をあける)、細い注ぎ口のある水差し、ハンドスプレー、覆土用のバーミキュライト、串、立枯病の薬剤、まき床をならす板、まき床を置くトレイ、まき床を管理するラックなどがあるとよいです。あらかじめ準備しておくことが大切です。
ポイント3:タネまき用土
夏まきには、水はけと通気性のよい用土が適し、順調な発芽を促します。タネまきにはタネまき専用培土が手軽でおすすめです。配合する場合は赤玉土(小粒)4、ピートモス3、くん炭1、バーミキュライト2などを配合します。タネまき用土はあらかじめトレイに入れ、ハンドスプレーで水を与えながら、スコップで空気を含ませるようによくかき混ぜ、触れてみてべとつかない程度に湿らせておきます。

夏まきでタネから育てる

1.タネまき

夕方の涼しい時間帯に、室内でタネをまきます。まき床の深さは2.5 〜3cmと浅めに。まき床をならし、タネは1粒ずつ水に濡らした串につけて、1.5 cmほどの間隔で表土に置きます。覆土は、タネがようやく隠れるくらい、タネまき用土で薄く土をかぶせます。立枯病を防ぐため、予防薬剤を使用しましょう。

ポイント タネが隠れる程度に、ごく薄く覆土します。

2.発芽までの管理

まき床は冷房の入った室内で管理するのがおすすめですが、風通しがよく直射日光が当たらなければ、冷房がなくても十分発芽します。気温が下がる夜は、まき床を夜だけ外に出すのも効果的。まき床には毎朝水やりします。水やりは、ハンドスプレーで表土が動かないほどの弱い水圧で底から水が滴るまで与えるか、トレイに数cm水を張り、まき床ごとつけて底面給水させます。

ポイント 勢いよく上から水やりすると、タネが流れて偏るので丁寧に水やりします。

3.発芽後の管理

発芽したら、日当たりと風通しのよい戸外で管理します。いきなり外に出すと環境の変化が大きいので、最初は夕方に出して、徐々に外の環境に慣らします。ラックの上など、コンクリートの照り返しなどで暑くならない、風通しのよい場所で管理しましょう。最後に、葉と葉が触れ合わない程度に間引きします。

ポイント 徒長を防ぐため、日当たりと風通しのよい場所で管理しましょう。

4.発芽後の水やり

夏場は水切れしやすいので、表土が乾きかけたら午前中のうちに水を与えます。夕方の水やりは徒長を促すため、基本的に避けます。水やりには計量カップや小さな水差しが使いやすいでしょう。1週間に1度、1500倍に薄めた液肥(5−10−5など)を水代わりに与えます。もう1回立枯れ予防の薬剤を使用しておくと安心です。

5.鉢上げ

本葉3〜4枚に育ったら、6cmポットに1芽ずつ鉢上げします。最後の間引きをしたあと、ピンセットで苗の周囲から根を傷めないように掘ります。半分ほど培養土を入れたポットに根が下向きになるように、表土を手で押さえてみて沈まない程度に土を詰めます。枯れる原因になるので、幼軸の茎を深く埋めないように。肥当たりのリスクを避けるため、元肥は入れません。静かに水やりして、土が沈み込むようなら土を足します。水やり後、株元の土を軽く押さえて苗を安定させます。最後に、各ポットに品種名を書いたラベルを立てます。

ポイント できるだけ根を切らないように鉢上げすることで、雑菌が入りにくく活着率が高まります。

6.鉢上げ後の管理

鉢上げしたら数日間、直射日光の当たらない風通しのよい場所で活着を促します。生育を再開して活着したら、日当たりよく、風通しのよいところで管理します。水やりは表土が乾いてから行います。1週間に1度、1000倍に薄めた液肥を与えながら育てます。

7.鉢替え

6cmポットの底から根が出れば、次は9cmポットに鉢替えします。
半分ほど用土を入れて、緩効性肥料を適量加えて混ぜます。そこに6cmポットから抜いた苗をそっと置き、表土の高さが同じになるように周囲に用土を詰め、水やりします。9cmポットの縁まで株が大きく広がれば、鉢や花壇に定植できます。

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三橋 理恵子 三橋 理恵子(みつはしりえこ)

タネから草花を育てる園芸研究家。
「サンズコートたねまきガーデニング倶楽部」主催。ウェブサイトでもタネまきの方法について詳しく解説している。
現在読売新聞で、「小さな庭づくり」を執筆中。