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果菜類栽培準備のポイント

果菜類栽培準備のポイント果菜類栽培準備のポイント

秋どり野菜の収穫も一段落。そろそろ来春から育てる果菜類のラインアップをイメージする時期です。
今回は、夏野菜の主役、トマトやナス、エダマメなどの果菜類栽培について、土づくりやタネまき、
植え付けなどの準備のポイントと、事前に揃えておきたい資材や肥料などを紹介します。

POINT 1
まずは栽培のスタート時期を知ろう

1. 高温を好む果菜類。栽培は暖かくなってから

園芸店やホームセンターなどでは、4月になるとすぐに苗の販売が始まることもあります。しかし、比較的高温を好む果菜類は、中間地の場合、気温が十分に上がる4月下旬以降が植え付けの適期です。早植えすると、苗の活着が悪いだけでなく生育も遅れます。タネまきも同じ。早まきすると発芽率が悪くなったり、発芽が不揃いになります。

2. 土づくりを事前に済ませる

夏野菜の栽培ではタネまきや植え付け時期が多少遅れても、それなりの収穫はできます。しかし、質のよいものをたくさん収穫するには適期に栽培したいもの。そのためにはタネまきや植え付けの前に土づくりを終えるようにすることが重要です。

●果菜類の栽培カレンダー

表をスクロールしてご覧ください。

果菜類の栽培カレンダー

※栽培カレンダーは主に家庭菜園愛好家向けの栽培目安であり、タキイの適期表と多少異なる部分もありますが、ご了承ください。
※トマトのタネを2〜3月にまく場合は、加温が必要です。

POINT 2
土づくりに必要な資材や肥料を知ろう

1. 苦土石灰などの石灰質肥料の役割

多くの野菜は弱酸性の土壌が適しています。しかし日本は火山性の土壌が多いこと、多雨のため土壌中の石灰などが流されてしまうことなどが原因で、酸性土壌が広く分布しています。そのため、作付けの2週間ほど前に、苦土石灰などの石灰質肥料を施して土を中和します。まきすぎは土のアルカリ化や硬化などの悪影響を及ぼします。施用は1年に1回程度が適当です(各野菜に適したpHは、図1を参照)。

●図1 土壌酸度と種類 ( )内は栽培に適したpH

土壌酸度と種類

2. 野菜の生育を助ける堆肥、肥料の役割

堆肥には養分が含まれていますが、その量はごくわずか。そのため、土壌改良や肥料の効果を長続きさせる目的で使います。堆肥には微量要素も含んでいます。野菜はチッソ、リン酸、カリの三要素を多く吸収しますが、土中にある養分だけでは足りないので肥料として施します。肥料には有機質肥料(鶏ふん、油かすなど)と無機質肥料(化成肥料など)があります。有機質肥料も分解すると無機質になり、植物に吸収されます。

●肥料や堆肥の特徴、使い方

石灰質肥料 苦土石灰はMg(マグネシウム)とCa(カルシウム)をバランスよく含み効き目が速い。貝化石やカキがら石灰などは分解が遅く効き目が緩やか。
堆肥 牛ふん堆肥や腐葉土は短期間で分解してしまうため毎作施す必要がある。バーク堆肥は分解が遅いため効果が持続するが、チッソ分を多く含むものもあるので使用には注意が必要。
化成肥料 チッソ、リン酸、カリをバランスよく配合。各成分の含有率が少なめのもの(チッソ、リン酸、カリの割合が各8%のものなど)が使いやすい。
液体肥料 乾燥時に水やり代わりに与えると速効性が期待できる。
有機質肥料 発酵鶏ふんや油かすなど。肥料分の成分含量が少なめで、分解が遅いので効き目が緩やか。

果菜類の栽培にマルチは必要?

畝の上を覆うマルチング材には、ポリフィルムやわらなどがあります。これらには地温を高める、地温上昇抑制、土のはね返りによる病気予防や雑草発生防止、肥料の流亡を防ぐ、土の乾燥防止などの効果がありますのでぜひ利用しましょう。

こんなアイテムを活用しよう!

ポリマルチフィルム

透明タイプは、地温が上がりやすいものの光を通すので雑草が生えやすい傾向に。黒マルチは適度に地温を高め、光を通さないため雑草予防の効果があるのでおすすめ。銀線入りのマルチフィルムはアブラムシよけの効果もあります。

ポリマルチフィルム

敷きわら

地温の上昇を抑え、土のはね返りによる病気の発生を防ぐ効果があります。梅雨明けごろから株元に敷きます。わらの代わりになるプラスチック資材も市販されています。

POINT 3
失敗しないタネまきのコツを知ろう

1. 発芽を成功させるコツは?

発芽をよくするには発芽適温のもとでまくことが重要です。また、タネの上にかける土(覆土)が少ないとタネが乾いたり、種皮がとれずに発芽してしまったりします。そこで、タネは適当な深さにまくこと、覆土後には鎮圧(手のひらなどで土を押さえる)をすることが大切です。タネまき後は発芽まで土が乾かないように管理します。

2. 鳥よけを忘れずに

野鳥の被害を防ぐには、ポットや育苗箱などで育苗してから畑に植え付けます。直まきの場合にはタネまき後に鳥よけをする必要があります。特に、マメ類やトウモロコシ(スイートコーン)のタネは、ハトやカラスが好んで食べます。鳥よけには白の寒冷紗や防虫ネット、不織布などをトンネルがけ、またはベタかけするとよいでしょう。

こんなアイテムを活用しよう!

防虫ネット

寒冷紗と似ていますが透光性が優れています。栽培当初からトンネルがけなどで使用すると、害虫被害の抑制はもちろん、鳥よけの効果も期待できます。アブラムシなどの害虫忌避効果のある銀線入りのネットがおすすめです。

防虫ネット

防虫ネットのトンネルがけ。タネまき後だけでなく、生育中もかけておくことで害虫予防効果が期待できる。

不織布

園芸用の不織布は薄くて軽く、透光性がよく、安価です。土の乾燥を防ぎ、保温性もあるので発芽率がよくなり、鳥よけ、虫よけとしても使えます。

不織布

不織布のベタかけ。トウモロコシのタネまき後、写真のように畝の上に不織布をかぶせると発芽促進のほか、鳥による食害を防ぐ効果も。

POINT 4
丈夫に育つ植え付けのコツを知ろう

1. 果菜類の植え付けには「あんどん」を

トマトやキュウリなどの果菜類は、遅霜の恐れがなくなったころが植え付け適期です。早く植え付けると地温が低いため根が伸びずに植え傷みし、その後の生育に支障をきたします。適期に植える場合も、植え付け後に肥料袋などの底を抜いたもの(あんどん)で苗を保護します。「あんどん」は風よけや保温効果があるので生育が促進されます。

2. 背が高くなる野菜やつるが伸びる野菜は、
支柱やネットを使う

背が高くなる種類は、倒れないように支柱を立てて誘引します。キュウリや莢いんげんなどつるが伸びるものは、支柱にネットを張るとしばらなくてよいので誘引の手間が省けます。トマトは1列植えでは直立に、2列植えでは合掌仕立てにしてひもで茎をしばります。ナスは仕立て方によって3本または2本の支柱を立ててひもで茎をしばります。

こんなアイテムを活用しよう!

支柱、ネット

トマトやキュウリなどは背が高くなるので、2m以上の長さの太めの支柱を立てます。しばった時にひもがずれないように凹凸がついた支柱がおすすめ。

支柱、ネット

つるが伸びるキュウリ栽培では、支柱を立てて園芸用ネットを張ると誘引の手間が省ける。

保温(ホットキャップなど)

カボチャのように背丈が低い苗は、植え付け時にホットキャップで保温します。気温が高くなるころに天頂部分を切りとって換気します。

保温(ホットキャップなど)

ポリ袋などを使ったホットキャップの例。市販のものもある。

ビギナーさんにおすすめ イチオシ夏野菜

エダマメ あじみのり

エダマメあじみのり

タネまき後、78日で収穫できる早生種です。中間地の露地栽培では、5月上旬にタネをまくと7月の中旬には収穫できます。甘みが強く、エダマメ特有の風味があります。

スイートコーン キャンベラ90EX

スイートコーンキャンベラ90EX

生育が旺盛で根張りがよいので、倒れにくいのが特徴。粒は黄色で、先端までよく詰まります。粒の皮が比較的厚いため、焼きトウモロコシにも向いています。

莢いんげん 恋みどり

莢いんげん恋みどり

インゲンの中でも作りやすい、つるなし種です。生育が旺盛で、豊産種です。莢の揃いもよく、色が濃緑色で食味も申し分ありません。つるなしなので長い支柱は不要です。

キュウリ シャキット

キュウリシャキット

べと病、うどんこ病、ウイルス病に強いので、家庭菜園でも育てやすい四葉系品種です。果肉がシャキッとしてみずみずしいのですが、水分が少なく中華風の炒め物にも向いています。

カボチャ ほっこり姫

カボチャほっこり姫

調理しやすく、使い切りサイズのミニカボチャ。果肉がホクホク、肉質がしまっていて、食味が優れています。子づる3本仕立てにすると1株から10個以上の収穫が期待できます。

トマト フルティカ

トマトフルティカ

平均果重40〜50gの中玉(ミディ)トマトです。甘く、酸味が少なく、食感が滑らか。裂果が少ないので露地栽培でも作りやすいです。葉かび病に抵抗性があります。

ナス 筑陽

ナス筑陽

果色が濃い黒紫色の長ナスです。従来の長ナスより肉質が緻密なので、煮物でも崩れず、漬け物にも向いています。草勢旺盛で、真夏から栽培後半まで質のよい果実が収穫できます。

教えてくれる人麻生 健洲 (あそう けんしゅう)

教えてくれる人麻生 健洲 (あそう けんしゅう)

千葉大学園芸学部卒業後、農業高校で園芸や生物工学などを指導する。退職後は、書籍の執筆や監修などをするかたわら、家庭菜園を楽しむ。生け花や絵画、写真など多彩な趣味をもつ。著書に「だれでもできる ベランダで野菜づくり」(家の光協会)などがある。
ブログ(ポタジェ)http://potager.jp/