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藤田智 直伝! プランター菜園 基本のキホン!その9 ホウレンソウ 恵泉女学園大学 園芸文化研究所准教授 藤田智(ふじたさとし)

栽培方法

【1.コンテナなどの準備】

コンテナは土が14Lほど入る、20×65×20cm程度の標準型プランターを利用しましょう。まず、プランターの底が見えなくなるくらいの軽石(鉢底石)を敷きます。次いで、ウォータースペースを1〜2cmとるようにして培養土を入れ、土の表面を平らにします(第1図)。

第1図コンテナの準備

【2.タネまき】

タネまきの適期は地域によって異なりますが、関東標準で春は3〜5月、秋は9〜10月になります。前述のおすすめ品種とまき時を参考に、その時期に最適な品種をお選びください。

タネまきする際は、まず平らにならした培養土に、10〜15cm間隔で2条にまき溝をつくります。まき溝の深さは1cm程度とし、そこにタネを1cm間隔でまいていきます。まいた後は溝が埋まるくらいに覆土し、土の表面を軽く押さえてたっぷりと水やりします(第2図)。

第2図タネまき

【3.水やり】

発芽するまでは、土の表面が乾かない程度に水やりします。発芽後は「土の表面が乾いたらたっぷりと水やりする」というルールを守り、水のやりすぎに注意します。

【4.間引き】

間引きは、発芽して双葉が完全に開いたころに行います。ホウレンソウ栽培に向く冷涼な時期は、株間3〜4cm間隔に間引きます(第3図)。夏の高温期なら本葉2〜3枚のころ、さらにもう一度間引きし、株間を6〜7cmと広めにします。

ホウレンソウの発芽。1回目の間引きは双葉が開いたころに行う。第3図間引き(タネまき後7〜10日)

【5.追肥】

追肥はタネまき後約17〜20日、草丈が8〜10cmに生長したころに行います。培養土1L当たり化成肥料1g(14L程度のプランターの場合で14g)を目安に、土の表面へ均一に散布します(第4図)。

なお、液肥を使用する場合は、週1回を目安に500倍の液肥を水やり代わりに施します。

第4図追肥(タネまき後17〜20日)

【6.病害虫防除】

害虫の場合、アブラムシにはオレート液剤か、慣行農薬ならマラソン乳剤、ヨトウムシにはトアロー水和剤CTか、慣行農薬ならDDVP乳剤などを散布します。また、べと病や萎凋(いちょう)病には健全な土を使用し、抵抗性品種を選ぶなどして予防に努めます。

【7.収穫】

収穫は、春秋でタネまきから30〜40日後が目安です。草丈が25cm程度に生長してきたら、順次収穫します(第5図)。ベビーリーフの場合は、草丈10cm程度で収穫が可能です。

第5図収穫 生育途中のホウレンソウ。ベビーリーフでは、草丈10cm前後のころが収穫適期になる。

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