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藤田智 直伝! プランター菜園 基本のキホン!その20 タマネギ 恵泉女学園大学 園芸文化研究所准教授 藤田智(ふじたさとし)

特徴

タマネギの原産地については諸説ありますが、私は、アフガニスタン近辺の中央アジアとする説を支持しています。栽培の歴史は古く、4000年を越えるものとされ、北イランからエジプトではかなり古い時代から食用として珍重されていました。

日本へ本格的に導入されたのは明治4年(1871年)といわれ、北海道や大阪、兵庫で栽培が始まりました。しかし、タマネギを収穫はしたものの、実は、当時の日本人の食生活にほとんどなじみませんでした。明治後年になって、南半球のニュージーランドなどタマネギが必要な地域へ、足りない季節に輸出されるという珍しい経過をたどった野菜です。

日本における古くからの産地は、前述の北海道、大阪、兵庫でしたが、戦後、食生活の欧米化によってタマネギの消費が伸び、それとともに北海道の栽培面積が急増しました。現在では全国一の産地となっています。

タマネギは、冬越しして育てる野菜の代表です(北海道を除く)。自然状態では、越冬して5月にネギ坊主の花が咲き、6月にタネができます。しかし、ネギ坊主が出てはタマネギ栽培として失敗になるので、花芽分化の条件を知っておく必要があります。

タマネギはある一定以上の大きさになると、寒さに反応して花芽を分化する性質があります(緑植物春化型)。したがって、植え付ける苗の大きさがトウ立ちに大きく関係します。また、鱗茎(りんけい)(球)の肥大には長日条件が必要で、春先から太り始めるのはそのためです。

近年は血液サラサラ効果が有名になり、生食するのが当たり前となりました。今やタマネギサラダは大人気です。

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